製作発表レポートその5:エレン挨拶
プリンシパル挨拶、5番目の登場はエレン役の皆さんです。
2008年のエレンは、浅野実奈子さん、シルビア・グラブさん、鈴木ほのかさん、RiRiKAさんの4人になります。
まずは、初演の際、鈴木ほのかさんのエレンに憧れ、何度も帝劇に通ったという浅野実奈子さんです。
「この度、エレン役を演らせて頂きます、浅野実奈子です。私が、まだ学生の頃にこの『ミス・サイゴン』という作品に出会ってなければ、今の私はいないのではないか、と。それぐらい言っても過言ではない、とても思い入れの深い、大きな作品でして。…ロンドンにもブロードウェイにも観に行って、絶対に出たいと願い続けて、2004年のオーディションの際には、爪の先でもいいから出たいという気持ちでオーディションを受けました」
その2004年公演にアンサンブル(ミミ役)で参加出来たことを、幸運、と表現した浅野さんは、
「今回は更に、大きな大きな目標であったエレン役を演らせて頂くことになりまして、本当に嬉しいです。今までの役者人生を賭けて頑張りたいと思います。応援、よろしくお願い致します」
とご挨拶を結びました。
2人目のエレンは、前日まで、キム役の新妻聖子さんと同じ舞台に立っていたシルビア・グラブさんです。
「エレン役を演らせて頂きます、シルビア・グラブです。えっと…昨日まで<舞台上で>イタリア人だったので、ちょっと日本語が喋れないかもしれないんですけども、それは許して下さい」
と、場内を笑いに誘ったシルビアさん。まずは『レ・ミゼラブル』同様、同じ役に複数の出演者がいるカンパニーについて触れ、
「何が楽しみかってそれは、滅多に出来ないことなんですが、客席で見れるんですよ、自分が出る作品を。で、それが、いろんなパターンがあって、それを見るのがすごく勉強になるので、私はこれ、感謝しています。ありがとうございます」
次いで出た言葉が、
「で、いつになったらアメリカ人になれるんだろう?って。今、イタリア人なんで…ごめんなさいね」
再び、客席に笑いが起きます。
「チョットマテネ。ゴメンナサァイ。チョットフツウニ、ニホンゴ、シャベレルマデ」
カタコトの日本語を話す外国人を真似たシルビアさんの口調に、場内大笑い。
「私は、子供の時に『レ・ミゼラブル』が演りたくてしょうがなくてミュージカルの世界に入ったんですけれども…『ミス・サイゴン』、私が初めてお金を払って観たミュージカルだったんです。で、ずーっとやっぱり、このシェーンベルクの音楽を歌いたくって、やっと…『レミ』と一緒なんですけど、オーディション落ち続けて、やっとここに立てるのを幸せと思っています。「来年、<出演者の>皆さまと共演出来るのも楽しみにしております」
最後に客席に、
「是非是非、全パターンを見逃さないで下さい。よろしくお願いします」
と一礼し、席についたシルビアさんでした。

続いては、鈴木ほのかさん。『サイゴン』ファンならご存知の通り、今回、92年の初演と同じ役でカンパニーに帰って来ました。
「こんにちは。初演でエレンを演じさせて頂きました鈴木ほのかです。初演に出ているというだけで、ある、ひとつの女性としての困難を持っているんですけれども(笑)…その困難を乗り越えて選んで下さったキャスティング・ディレクター、そしてキャメロン・マッキントッシュ、そして東宝のスタッフの方々、本当にどうもありがとうございました」
同じ作品に、10年以上を経て再び出演出来ることをまず感謝したほのかさん、
「帝劇で1年半のロングランというのは、私の経験の中でホントに最も大きいと言っても過言でない程の、いろんな思い出が詰まったものなんですけれども、今その、また同じ…その時と同じ興奮を覚えております」
と、喜びもまた語ってくれました。
「キャスティング表を見た時に…皆さんの、キャストを見た時に、ちょっともうひっくり返りそうになってしまったんですけれども(笑)、その中に熱い熱い市村さんを見つけまして、それで、”あぁ、また市村さんとご一緒の舞台に立てるんだなぁ”と思って、ホントに嬉しく思っております。どうぞよろしくお願い致します」
ほのかさんのエレンの歌声、初演のCDでお聞きになった方も多いと思います。帝劇にあの歌声が甦る日が、来年夏、やって来ます。
エレン役の4人目は、宝塚歌劇団出身のRiRiKAさんです。緊張の中にも喜びを感じるコメントでした。
「初めまして、RiRiKAです。よろしくお願い致します。私は、4年前に、初めて『ミス・サイゴン』を観劇させて頂きまして、その時に大変衝撃を受けまして、人生が変わったといっても過言ではございません。本当に、世界で一番好きな作品は『ミス・サイゴン』なので、その作品でエレンという役を戴けたことを本当に幸せに思っております。今まで、自分がたくさん観て来た素晴らしい方々とご一緒させて頂くことを、ホントに幸せに思います。勉強させて頂きながら、頑張りたいと思います。よろしくお願い致します」
宝塚在団中から、歌の上手さには定評のあったRiRiKAさん。2008年は『Endless SHOCK』リカ役で明け、『ミス・サイゴン』へと帝劇出演が続きます。
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4人のエレン、それぞれに違った趣で魅せてくれそうですね。
次回のプリンシパル挨拶は、トゥイ役の皆さんに登場してもらいます。お楽しみに。







