東宝 ミスサイゴン

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2008年03月29日

キャスト紹介vol.8 菅谷真理恵さん、です

本日のお届けするキャスト紹介、第8回は3人目のジジ役、菅谷真理恵さん、です。

まだ学生の菅谷真理恵さんは、この『ミス・サイゴン』がプロデビューになります。
もっとも、小さい頃から踊っていたクラッシックバレエで『眠れる森の美女』の主役を務めるなど、お客様の前でのパフォーマンス経験は少なくありません。
菅谷さんの一問一答、どうぞご覧下さい。






<こぼればなし>

菅谷さんの映像収録は、サイゴンスクールが始まる直前のお稽古場で行いました。全体にちょっとガヤガヤしているのは、キャストの皆さんがレッスン開始を待っていたからです。
まだ、収録し始めの頃だったので、稽古場の隅での一問一答は注目の的。映像中、菅谷さんの目線が向かって左方向にちらちら動くのは、そのせいなのでした。

スチール撮影でのこと。
ジジは星条旗のビキニで撮るので、胸の谷間がきれいにみえるように工夫をします。撮影の合間、衣裳・メイクのスタッフに細かな手直しをされながら、菅谷さん、不思議そうな、笑い出しそうな表情でした。
出来上がったスチールは、HPやちらし等で既に皆さんご覧の通り。「カッコいい」を目指しているという菅谷さんらしい、カッコいい写真になりました。
そんな菅谷さんは本番、どんなジジを見せてくれるのでしょうか。



それでは、今日のキャスト紹介はこれにて。
次回の一問一答は男性、小森創介さんが登場予定です。お楽しみに。

2008年03月28日

第2次製作発表、ダイジェスト映像 第2弾、です

3月24日に行われた第2次製作発表。カリスマも言っていましたが、本当に、「こんな派手な製作発表、今まであったっけ?」(笑)というイベントでした。
今日は、その模様をお届けするダイジェスト映像の第2弾です。

映像の内容は、映像と電飾できらきらピカピカ、とっても華やかだったオープニングです。
60名の男女アンサンブルが歌う「火がついたサイゴン」。その音楽にのって登場するプリンシパル。
その模様をご覧いただいた締めは、プリンシパル・インタビューのトップバッター、エンジニア役、筧利夫さんのご挨拶です。

それではダイジェスト映像第2弾、どうぞお楽しみ下さい!






Windows Media Player バージョンは、こちら

2008年03月27日

カリスマのオーディション狂想曲 後編

第二次オーディションに絞り込まれたのは、約1000名だった。
そして、アメリカからキャスティング・ディレクターのビンセント・リフ氏とオーケストレーションのマーチン・コッシュ氏が来日した。
日本側でさらに絞った。700名の人が第二次オーデションに望んだ。
オーデションは、試験ではない。その役に合った人か、その役を歌えるかを判断する作業である。
僕たちは、二人の驚くべき集中力に驚かされる。

そして、プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュ、アラン・ブーブリル、クロード=ミッシェル・シェーンベルグ、音楽監督のデビット・キャディック、振付のボブ・エイビアン、というクリエイティブ・スタッフが来日し、最終オーディションが行われた。



キャスティング・ディレクターのビンセント・リフ氏とマーチン・コッシュ氏による第二次オーディションが行われた。
たとえば、キム役の課題曲は「命をあげよう」である。
事前に譜面が送付し、個人で稽古してもらって、時間を分単位で区切って、都内のスタジオに来てもらった。二人のオーディションは、入社試験などのようなものとはまったく違った。
笑顔で「今日は来てくれて本当にありがとう」と伝え、リラックスして、「あなたの歌を聞かせてもらえますか」とお願いするのである。
その間ビンセント・リフ氏は小さな字で細やかにメモを取る。
どんな髪型で、どんな服を着ていて、顔の特徴、声の質等々一心にメモを取る。
緊張のあまり、音をはずしてしまう応募者には、「ちょっと、緊張しちゃったね、もう一度歌ってもらえますか」と丁寧に応じる。
そして、「本当に素晴らしかった。ありがとう」と笑顔で送り出す。
数十人の単位で歌を聞いた後、リフ氏とコッシュ氏と日本側スタッフによる審査があるのだが、ここで二人の集中力の凄さがわかる。
「この人とこの人は、キム役は無理だが、アンサンブルなら可能性がある」といい、そして日本側に確認をする。
「赤いベストを着て、髪がショートの人ですね。ヒート・イズ・オンを聞いてみたいので楽譜を渡して、3日後に来てもらってください」 
いわゆるコール・バックというものだ。
キム役に関しては、数度のコール・バックが行われた。
キム役は「サン・アンドー・ムーン」「ラスト・ナイト・オブ・ザ・ワールド」「アイ・スティル・ビリーブ」などの譜面を次々と渡され「今日は、きれいにお化粧をしてきれいな服で来てもらったが、次は、Tシャツとジャージですっぴんで来て下さい」といわれる。
この過酷なコールバックによって出演者はだんだん絞られていった。ここから先は、機密保持のため僕の立ち入りも禁止された。最終オーデションは、プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュ、作家のアラン・ブーブリル、クロード=ミッシェル・シェーンベルグ、演出のニコラス・ハイトナー、振付のボブ・エイビアンそうそうたるクリエイターたちの厳しい目で行われた。そして、オリジナルキャスト58名が決まった。その間、僕たちは、製作発表の準備に追われていた。当時の担当重役から「お前は、『ミス・サイゴン』を上演するために生まれてきたと思ってやれ」といわれた。出演者全員のプロフィール、新しいチラシ、進行方法、そして、相変わらず、ヘリコプターマークをハサミで切り抜き、ケント紙の台紙に貼り付けていた。宣伝コピーは、「究極の愛」に決まった。そして、都内で製作発表、キャスト全員が一名づつビンセント・リフ氏にコールされ、会場のひな壇に上がった。65名のキャストが決まった。内に、きらりと光るものを持った宝石の原石だ。それから、ミス・サイゴンスクール、そして、稽古で磨き上げていくこととなる。そして、そこでもう一人「ミス・サイゴン」を日本で上演するために生まれてきた思える女性に僕は出会った。

2008年03月26日

キャスト紹介vol.7 桑原麻希さん、です

本日のキャスト紹介は、ジジ役者2人目、桑原麻希さんです。

桑原麻希さんは、ミュージカル座に所属していて、数々の作品に出演するだけでなく最近は、振付けスタッフとしても参加しています。
東宝ミュージカルには『レ・ミゼラブル』が初参加。2005−2006年にかけ、東京、大阪、名古屋、そして再び東京と出演しました。役柄は、買入れ屋。工場をクビになってさまようファンテーヌからペンダントを買い上げる女性、といえばお解かりになるでしょうか。
映像からもわかるように、桑原さん、華やかムードの、明るく元気なキャラクターです。
一問一答、どうぞお楽しみ下さい。






<こぼればなし>


インタビュー収録の時、とても可愛いキャラクターものの書類ケースを持っていた桑原さん。
「(菅谷)真理恵ちゃんが持ってて、可愛いねってなって、私と(池谷)祐子ちゃんも買ったんですよ。百均(=100円ショップ)なんですけどね。いいでしょ、コレ」
確かに、楽譜や書類を入れるのに手ごろなサイズで、使い勝手よさそうでした。
仲良しなジジの3人、切磋琢磨してそれぞれのジジを創り上げていってくれることと思います。

1992年の『ミス・サイゴン』初演を観て以来、「これに出たい!」と思い続けてきたキャストは少なくありません。例えばこの桑原さん然り、クリスの原田優一さんやエレン浅野美奈子さんなども、製作発表でその想いを披露していましたよね。
が、桑原さんは、初演『ミス・サイゴン』で、ものすごく貴重な体験をしているんです。
なんと、初演の製作発表にオーディエンスとして参加したのだとか。
とってもびっくり!なエピソードでした。


では、今日のキャスト紹介はこれくらいで。
次回は、同じくジジ役、菅谷真理恵さんが登場予定です。お楽しみに。

2008年03月25日

キャスト紹介vol.6 五大輝一さん、です

キャスト紹介vol.6、本日は、五大輝一さんです。

正直なところムラタ、第2次製作発表という大イベントが無事終わって、気の抜けた炭酸飲料みたいになってますf^^;。あれだけ大掛かりだと、準備、リハーサル、本番と、かなりアタフタ、バタバタだったもので。
でも、時間は止まってくれません。私にあるまじきハイペースでキャスト紹介をアップしていかないと、うっかりしてたら初日が来ちゃいます。それまでに全員紹介し終わってなかったら、あんまりにもカッコ悪すぎる・・・。

それはさておき、キャスト紹介、です。

第6弾の五大輝一さんは、麻田キョウヤさん、赤座浩彦さんと同じ2007年『レ・ミゼラブル』カンパニーのメンバーです。テナルディエ率いる強盗団の一人、クラクスー役を演じていました。
素顔の五大さんは、手先がとっても器用。優しげでほんわかした印象のキャラクターですが、弾丸のようにしゃべりだしたりして、とっても面白い人です。
そんな五大さんの一問一答、どうぞご覧下さい。





<こぼればなし>

本当は、五大さんの初舞台は小学2年生、なんだそうです。郵便貯金ホール(当時)で日本舞踊『一寸法師』に出たのが、それ。しかも主役の一寸法師だったんだとか。それにしても日舞をやっていたとは、ちょっとオドロキでした。

究極の愛について質問した際、
「僕が舞台に立っていられるのは、両親や家族の応援のおかげ。まず、そのことに感謝したい」
と、まず語っていました。映像にもありましたが、お姉さまの結婚をハンドメイドのドレスとブーケでお祝いしたなんて、とっても素敵なエピソードですよね。きっと、とっても仲良しなご家族なんでしょうね。

そんな五大さんも、サイゴンスクールではダンスと格闘(?)している一人。
基礎レッスンで腹筋をやったと聞いた某プリンシパルが即連絡を入れ、
「大丈夫?」
「ダメ。出来ませんって、『サイゴン』降りようかと思った」と答えるくらい大変だったようです。確かに、その時の五大さん、顔を真っ赤にして気力・体力・筋力の限界に挑戦していました。
もちろん、それくらいで降りちゃうような五大さんじゃありませんから、ご安心を。
本番では、見事に「変身」(?)しているであろうと・・・これ、プレッシャーですかね?


それでは、本日のキャスト紹介はこれくらいで。
次回はジジ役、桑原麻希さんが登場予定です。お楽しみにー。

第二次製作発表 記念写真

宣伝のカリスマこと飯田眞一です。
第二次製作発表帝国劇場にてさせていただきました。
抽選に当たらなかったお客様本当にごめんなさい。これに懲りずまたイベントがあるときぜひ応募してください。
そして、ご来場いただいた、700名のオーディエンスの皆様 ワッと盛り上げていただきまして、ありがとうございました。
楽しんでいただけましたでしょうか、私の宣伝マン人生の中で、こんな派手なイベントは初めてです。
少しでも多くのお客様に楽しんでいただきたく今回のイベントを実施しました。
会場でお約束した記念写真を公開させていただきます。
大画面にしてご覧ください。自分が写っているはずです。何人かの人は、人の影になっています。
本当にごめんなさい。
でも楽しかったですよね。皆さんのお力をお借りして、頑張りますのでご支援ください。


3月24日集合写真 

※ 写真およびタイトルをクリックすると、大きな写真が現れます。
大きな写真右下に現れる矢印にカーソルを合わせますと、写真が拡大します。

「ダイジェスト映像」WMP版、アップしました

昨日、3月24日のムラタ日記でアップした「第2次製作発表 デモンストレーション・ダイジェスト映像」について、お知らせ、です。
Windows Media Playerバージョンを添付しました。
昨日の速報の最後、eyevioの下に、WMP版があります。どうぞお楽しみ下さい。

2008年03月24日

第2次製作発表、速報です(映像付き!)

本日1400より、帝国劇場で『ミス・サイゴン』第2次製作発表を行わせていただきました。
700名のお客様を迎えた約1時間半のイベントの模様、速報版でお届けします。

3月24日月曜日、午後2時、肌寒いどんよりとした天気を吹き飛ばすかのような勢いで、『ミス・サイゴン』第2次製作発表はどーんと派手に(笑)始まりました。

舞台前面の幕に映し出されたサイゴンの夕陽。2台のピアノによるオーバーチュアが始まると、夕陽を背に3機のヘリコプターの影が現れ、轟音とともに接近してきます。そして、『ミス・サイゴン』のヘリコプターマーク(女性の顔とヘリコプターが組み合わさった、ちらしの、あの絵です)が映写されると、本日の進行役であるフジテレビ/軽部真一アナウンサーが登場。
「Welcom to Miss Saigon!」
軽部さんの高らかな声を合図に、山口Billye也さん・間野亮子さんのピアノ、清水直人さんのサックスが「火がついたサイゴン」を奏で出します。せり上がってきた男女アンサンブル60名の歌声に乗って、舞台奥のスクリーンや、ステージ両サイドに据えられた電飾パネルから色の洪水があふれ出す中、
「それでは、曲に乗ってプリンシパルの皆さんをご紹介しましょう」
大階段の上にキム、クリス、ジョン、エレン、トゥイ、ジジ役のキャスト21名が、曲に乗って次々と現れました。
そして最後にエンジニアがコールされると、曲は「アメリカン・ドリーム」に変わり、筧利夫さんが大階段を降りてきます。
再び「火がついたサイゴン」に戻って、オーディエンスの皆さんからの手拍子の中、出演者全員による迫力の大コーラスでオープニングを締めくくりました。




ご挨拶の後、軽部さんはマイクを手に大階段へ向かいます。プリンシパル・インタビューです。

まずはエンジニア、筧利夫さんから。
「『サイゴン』のことで頭がいっぱいです。これ以上ない、世界一の『ミス・サイゴン』をお見せしたい。今回は、市村(正親)さんが1ヶ月で降ります(笑)ので、回数が増えてホクホクです(笑)」

続いて新キムのソニンさんにマイクが渡り、
「着々と(上演が)近づいて来ている感じはするんですけど、まだ実感が足りないかも。これからですね」
2004年からのキムたち、笹本玲奈さんは、軽部さんに「2度目だから余裕があるのでは?」と尋かれて、
「余裕ではないです。本番来るのが怖いくらいで。新しいタム役といつ会えるのかが、一番の楽しみですね」
10代の頃、『ミス・サイゴン』2幕の舞台となっているタイ、バンコクで7年過ごした経験を持つ新妻聖子さんは、
「役者として人間として転機となった、心から愛している役に再び出会えるのを心待ちにしていました。遠足前の子供のような気分で待ち続けてきたんです」
この4年の間に母親となった知念里奈さんは、
「出産前にキムを演らせていただいて、そしてまた、出産を経験した後に演れるのは、本当にありがたいことだと思います」
と、それぞれの想いを延べました。

クリス役の面々は、井上芳雄さんが、
「(自分以外の)3人が新しいということで、先輩風を大いに吹かせて」
と冗談で笑わせた後、
「(3人と)一緒になって、前のことを忘れてまっさらな気持ちで臨みたい」
と、抱負を語ります。
『ベガーズ・オペラ』出演中のため、クリスっぽくないヒゲ面での登場となった照井裕隆さんは、
「前回、アンサンブルで出させていただいてた時に、井上さんのクリスを見ながら、いつかはやってやるぞって思っていた役です。その思いを育てて花を咲かせたい」
「どんなクリスにしたいですか?」と軽部さんに尋かれたのは、これまたクリス役が念願だったという原田優一さん。
「原田クリスにします。自分流に作り上げていきたい」
藤岡正明さんは、「ベガーズじゃなくて無精ひげです」と笑いながら、
「一番泥臭く・・・僕は、ミュージカルを知らずに(舞台の世界に)入って、やりながら(いろんなことを)覚えてきて、役者になりきれてない役者なので、泥臭く」
四者四様のコメントでした。

次は、ジョン。
前回は、前月に『マイ・フェア・レディ』大阪公演に出演していた岡幸二郎さん、満足のいく稽古も出来ないまま本番に突入し、本番をこなしながら覚えていったことが多かったといいます。それだけに今回の公演は、
「万全の状態で、より深めていきたい」
ここで軽部さんから、衣裳についての突っ込みが入ります。
「このジャケット、泉見さんと・・・。ユニットみたいですねぇ」
実は岡さん、本番直前、控え室から舞台袖に向かうエレベーターで、トゥイ役の泉見洋平さんと全く同じブランド、型、色のジャケットを着ていることが発覚したのでした。昼頃から行われたリハーサル時には、お二人とも着替えがまだの状態だったので、まるかぶりであることに気付くワケもなく、スタンバイ中の袖で、
「二人とも替えの衣裳持ってきてないし、仕方ないからこのまま出るんだけど」
と、二人して妙な汗をかきまくっていたのでした(笑)。
新たにジョン役に加わった岸祐二さんは、
「僕も(クリスの照井さんと同じく)4年前にアンサンブルで出ていたんですが、(岡さん、坂元健児さんの)2人のジョンを拝見していて、いつかは、って思っていたので、念願かなって嬉しいです。(2人の)真似をしようと思っても、とても真似出来ないので、(前回ジョンで出演の)今井(清隆)さん、石井(一孝)さんも含め、勉強させていただいて。マリーンっぽく、男っぽく、自分なりに作り上げたいと思います」
と決意のほどを述べました。
前回はクリスとジョンの2役、今回はジョンに専念することとなった坂元健児さん。軽部さんの「本当は、どっちの役をやりたかったですか?」という質問に、大爆笑な回答が返ってきました。
「まだ、僕の中にはクリスが残っていて。だから、(クリス役の4人の身の上に)何か事件が起きないかなぁ、と(笑)」
「何か事件が起きれば、その陰には坂元さんが関わっているかもしれない、と?」
「そうですね。東宝からは言われてないですけど、僕はいつでもいく気マンマンなんで(笑)」
もちろん坂元さん、ジョン役に専念する気、マンマンなんですよ。

前回、ミミ役で出演した時も、オーディションはエレンで受けた、と言うのは浅野実奈子さん。
「初演を何度も観て、この作品で、ミュージカルを本格的に目指そうと思った」
当時、エレンを演じていた鈴木ほのかさんは、「憧れの人」だったんだそうです。
その ほのかさん。初演から16年を経てのエレン復活となります。
「(舞台袖で)オーバーチュアのヘリの音を聴いて、全身に鳥肌が立ちました。初演の初日の興奮が甦ってくるようで。また来るぞー、って」
20歳になった当時のタム役から、
「16年経っても同じ役が出来るなんてスゴイ、って言われて。(再びエレンを演れて)嬉しいです。曲を聴くと不思議な感覚が甦ってきますが、あの時以上の熱さを感じてます」
シルビア・グラブさんは『ミス・サイゴン』初登場なのですが、「なんとなく、初演に出てそうな雰囲気」と軽部さんに言われ、
「皆さん思ってるより案外、若いんです」
と笑いをとった後、
「クリスより姉さん女房なんで・・・すみません」
と恐縮。
クリスたちより若い唯一のエレンかもしれないRiRiKAさんは、前回出演の浅野さん、初演エレンの鈴木さん、数多くの作品に出演しているシルビアさんという3人と同じ役を演じることを、
「えらいことやなぁ、と」
と思いながら、素敵なエレンにしたい、と抱負を語っていました。

「4年前、トゥイという役を通して、物語の中で生きるということを体感できた」
と言うのは、泉見洋平さんです。
「(そういう役との)再会は、新たな発見があるかと、とても楽しみ」
なんだとか。
石井一彰さんは、
「話すのは得意じゃないんですけど」
と、前置きして、
「(初舞台の)『レ・ミゼラブル』でご一緒した素晴らしい方々と、またご一緒できるので・・・。『レミ』では、いろんな思いもあったので、今回はそれを全てぶつけたい」
自分の思いを伝えようと精一杯言葉を探す石井さんの、誠実な人柄がにじみ出るコメントでした。
緊張で心拍数が上がり、息切れ状態だったのが、神田恭兵さんで、
「去年デビューしたばかりなので、舞台の上で生きたことがないんですけど、トゥイでそれを体感したいと思います。トゥイとしてキムへの愛を表現したい」
と決意を語りました。

「頑張ります」
の一言だけ。「抱負やなんかを・・・」と軽部さんに促されたのは、ジジ役の池谷祐子さん。
「4年前、(『サイゴン』を観た時)一番印象に残ったのがジジでした。作品の大きさに圧倒されて、これはこれは観るものだ、と思っていたんですが・・・人生わかんないなぁ、と思いつつ、池谷祐子のジジをお見せしたいと思います」
桑原麻希さんは、
「初演を観て、アメリカンドリームを踊りたい、と思っていたので、『サイゴン』に出るのが夢でした。出られるのが、ホントに嬉しい」
と笑みを浮かべ、
「今は(サイゴンスクールで)体力・喉力の強化中ですが、演出家のフレッドさんが来たら、しっかりジジと向き合って作っていきたい」
そして、プリンシパル最後のインタビューになったのが、菅谷真理恵さんです。『ミス・サイゴン』がプロとしての初舞台となる菅谷さんは、
「わからないことばかりで迷惑をかけるかもしれませんけれど、精一杯頑張ります。私は、平和な日本に生きている若者の一人なので、(ベトナム戦争という時代に生きたジジたちの)気持ちは理解出来ないかもしれないけれど、スクールや稽古を通して学んでいきたいと思います」
と、語りました。

続くコーナーは、デモンストレーションです。4曲の楽曲が、ストーリーの展開順に披露されました。
まずは、キム/新妻聖子さん、クリス/原田優一さんによるデュエット「世界が終る夜のように」。
続いてエンジニア役の筧利夫さんが、本番の衣裳・小道具を使って「生き延びたけりゃ」を軽妙に、そして熱く歌います。客席からの登場だったので、お客様には嬉しい驚きだったようです。



3曲目は、キム/ソニンさんで「命をあげよう」。スクリーンには、涙を浮かべて歌い上げるソニンさんの顔が映し出されました。
デモンストレーションの終わりは、ジョン役の岸祐二さんと、アンサンブル全員による「ブイ・ドイ」。本編ではありえないことですが、女声も加わっての総勢60名のコーラスが付いた「ブイ・ドイ」は、圧巻、でした。

そして、お待ちかね、山口Billye也さんによる「アメリカン・ドリーム」合唱指導です。
発声練習の後、15分のコーチング。さすが『サイゴン』ファンの皆さん、ハモリもばっちりです。
Billyさんが、
「この、お客様のパワーを、キャストの皆も見習ってほしいですね」
と言うほど、熱気に溢れた場内でした。
最後は30名弱のお客様が舞台に上がりプリンシパルと、客席のお客様は通路に散らばったアンサンブルと声を合わせ、共に「アメリカン・ドリーム」を大合唱。曲の終わりにはバズーカ砲が炸裂して、華やかなエンディングとなり、お客様からは「ヒューッ!」と大歓声が上がりました。

イベントをラストは、客席のお客様にもご参加いただいた写真撮影でした。舞台前面にキャストが並び、後ろに客席のお客様がずらーっと、カメラマンはせり上がった上からシャッターを切る、という形で行われました。
この写真は、ホームページにアップされます。参加されたお客様は、じっくりご自分を探してみてくださいませ。

こうして、1時間半におよぶ第2次製作発表は無事、閉幕。
アンサンブルが、お帰りのお客様をロビーでお見送りするというオマケもあって、終了、となったのでした。

オーディエンスの皆様、残念ながらご来場いただけなかった皆様、『ミス・サイゴン』を応援してくださる全ての皆様からいただいたエネルギーを糧に、キャスト&スタッフ一同、初日に向けてますます頑張っていきます。
これからも、よろしくお願い致します。
さあ、明日はまた、サイゴンスクールだっ。

では、最後にデモンストレーションダイジェスト映像をどうぞ。



Windows Media Player版は こちら

2008年03月23日

キャスト紹介vol.5 青木真由子さん、です

キャスト紹介第5弾、です。今日は、女性アンサンブルさんに登場してもらいましょう。
青木真由子さん、です。

青木さんは、小さい頃からバレエに励んできただけあってすらりと姿勢がよく、カッコいいお姉さん風ですが、インタビュー映像でもわかるように、実はかなり愉快な人です。
どんな風に愉快か、映像ご覧下さい。 





<こぼればなし>

収録前、一問一答の内容で答えにくいところはありますか?と質問すると、青木さん、
「あのぉ・・・この、役者になった理由なんですけど・・・」
「はい?」
「ギャラ、とか答えたらマズイですか?(笑)」
役者を目指した理由はもちろんそれだけではないのですが、ご本人、真面目な答えよりも、ちょっとハズして笑いも狙ってみたかったようです(笑)。
見た目はホントにカッコよくて、スタイリッシュな女性、って感じの青木さんですが、たぶんこれからどんどん、そういった楽しい部分を披露してくれることと思います。 



さあ、明日はいよいよ、第2次製作発表です。
今夜は帝劇で、「仕込み」があります。現在、帝劇では「Dream Boys」の公演中。その休館日を利用してのイベントなので、夜の部終演後にイベント用の大道具をセットしたり、照明や音響を調整したり等々、スタッフがさまざまな下準備を行うわけです。
皆さんに楽しんでいただけるイベントになりますように・・・。


それではまた、次回ムラタ日記にて。
たぶん月曜は、イベント速報をお伝えすることになると思いまーす。

2008年03月19日

キャスト紹介vol.4 吉丸修一朗さん、です

コメントの書き込みをしてくださっている皆さん、ありがとうございます。なかなかお返事できず申し訳ないですが、いつも楽しみに読ませていただいています。

さてさて、本日のキャスト紹介は第4弾、吉丸修一朗さんが登場します。

アクロバットのスペシャリストである吉丸さんですが、小学生の頃から子供ミュージカルに出演するなど、20代半ばにして10年数年の芸歴があります。タップダンスに始まり、アクロバット、ストリート、ブレイクダンスと様々なジャンルに挑戦し、10代から様々なダンスコンテストで優勝するなどしてきました。
そんな吉丸さんの一問一答、どうぞご覧下さい。





<こぼればなし>

155センチと小柄な吉丸さんですが、動きだすととたんに大きく見えます。サイゴンスクールのダンスレッスンでも、自由自在に身体が動く、という感じです。ある時、男性キャストたちにせがまれバック転などを披露してくれたことがありましたが、本当に身軽で、鮮やかでした。
アクロバットやダンスだけでなく、大道芸もデキてしまう吉丸さん。出演イベントなどの詳細が所属事務所ホームページに掲載されていますので、是非、チェックしてみてください。同じく男性アンサンブルの、猪原光浩さんの情報も見られます。
アドレスは、http://www.powerbomb.co.jp/ です。
4月半ばには横浜、それから、3月末から4月にかけて博多キャナルシティでもイベントがある模様ですよ。



話は変わりますが、今日は、3月24日第2次製作発表で歌うプリンシパルの稽古がありました。誰がどんな曲をレッスンしたかは、もちろん内緒です(笑)。着々と準備は進んでいますので、お楽しみに。

それでは、今日のムラタ日記&キャスト紹介はこの辺りで。
次回、青木真由子さんの一問一答にて。

2008年03月18日

キャスト紹介 vol.3 赤座浩彦さん、です

本日のキャスト紹介、第3弾に登場するのは、赤座浩彦さんです。

赤座さんも、vol.1 麻田キョウヤさんと同じく、2007年『レ・ミゼラブル』カンパニーの一員でした。
一幕の終わり近く、テナルディエと共にバルジャン邸を襲おうとする強盗団の一員、モンパルナス役です。悲鳴をあげ、襲撃を防ごうとするエポニーヌに向かってナイフを振り上げる「人殺しをなんとも思わないような男」です。
演じていたキャラクターとは違い、赤座さんは、いつものーんびりした語り口。写真などではキザっていて近寄りがたい感じもしますがf^^;、普段の赤座さんは親しみやすいお兄さんです。
まずは映像、お楽しみ下さい。





<こぼればなし>

赤座さんは、2003年『レ・ミゼラブル』、2004年『ミス・サイゴン』と出演したKAZZさんと仲良しです。
出演時期は違えど、『レミ』では奇しくも同じモンパルナス役だった二人。で、今回、赤座さんが『サイゴン』に出るにあたって、KAZZさんからは、前回KAZZさんが演じた「ドライバー」を目指せ、と勧められたとか、られないとか(笑)。
2幕終盤、エンジニアが歌う「アメリカン・ドリーム」の曲中で、「ミス・チャイナタウン」を乗せたキャデラックが舞台に登場するのですが、その運転席に座っているのが「ドライバー」です。「アメリカン・ドリーム」を歌い踊ることはないものの、舞台中央にキャデラックで登場してしまうわけですから、ある意味、とっても目立つオイシイ役。
さて、赤座さんは見事ドライバー役を射止め(?)られるのでしょうか???


次回のキャスト紹介は、東宝ミュージカル初登場、吉丸修一朗さんの予定です。
どうぞお楽しみにー。

2008年03月17日

キャスト紹介vol.2 予定変更、池谷祐子さん登場、です

キャスト紹介vol.2、今日の登場はジジ役、池谷祐子さんです。
赤座浩彦さん、と予告していたにも関わらず、いきなり予定変更で申し訳ございませんm(_ _)m。赤座さんファンの皆さん、ホントにごめんなさい。

さてさて、池谷さん、です。
今回、ジジを演じることとなった池谷祐子さんは、東宝ミュージカルアカデミーの第1期生。卒業後はアドバンス・コースに進み、更に1年間、研鑽を積んで来ました。
『ミス・サイゴン』オーディションでは、来日したキャスティング・ディレクターの厳しい審査にパスし、見事ジジ役に決定。
プロとしては昨年秋、大地真央さん主演の明治座公演『女ねずみ小僧』でデビューしたばかりのフレッシュな役者さんです。
キャスト紹介映像、どうぞご覧下さい。





<こぼればなし>

表面的には落ち着いた雰囲気で収録カメラの前に座った池谷さんでしたが、実は結構緊張していたのか、はたまた、撮影の順番を待っていた同じジジ役の桑原麻希さん、女性アンサンブルの青木真由子さんに見られているのが緊張をあおったのか、収録直後には、
「こんなんで、ホントに大丈夫ですか?」
と、内容を非常に心配していました。
が、明るく元気、まじめでしっかりしていて、のんびり感もありつつ、時々「あれ?」と笑わせてくれるオトボケ具合などなど、普段の池谷さんらしさが溢れる映像になったんじゃないかなぁ・・・と、思ってます。いかがでしょう?
言い間違えて笑い崩れながらも、次の質問に進むとすぐにキリッと顔を作り直してくるあたり、ナカナカの演技派。どんなジジを見せてくれるか、その芝居に期待、ですね。

キャッチフレーズ募集中、とのことでしたから、何かよいアイデアが浮かんだ方は、是非、コメントくださいね。お待ちしてます。


話は変わって、3月24日の第2次製作発表。
今日当たり、当選された皆さんには「ご招待状」が届いているかと思います。
スタッフは先週から細々とした詰めの作業に追われ、そして今日は、サイゴンスクールでキャストの段取り稽古が行われました。
どんな稽古をしたかは、内緒です。イベントの中身も秘密(笑)。
ひとつ言えるのは、かなり派手、ってことでしょうか。こういう製作発表は、今まで東宝ではなかったんじゃないかと思いますよ。
残念ながら会場にお越しになれなかった方々のためには、もちろんまた、ブログで文字レポートや映像をアップする予定ですから、とにかく皆さん、3月24日をお待ちくださいませー。


それでは次回、今度こそ赤座浩彦さんのキャスト紹介にて。

2008年03月15日

キャスト紹介 vol.1 麻田キョウヤさん、です

一日遅れのアップとなりましたが、ようやく「キャスト紹介vol.1、映像編集できましたf^^;。
ご登場いただくのは、男性アンサンブル、麻田キョウヤさん、です。

先日の日記でも触れましたが、今回の「キャスト紹介」は一問一答形式をとっています。
役に扮したキャストも魅力的ですが、サイゴンスクールではまだ基礎レッスンの最中。作品について語るのは、もう少し先のお楽しみにとっておいて、まずは皆さんに、キャストそれぞれの魅力あふれる素顔をご紹介したい、と思っての企画です。
質問は、
 ・地元自慢
 ・自分の好きなところ、嫌いなところ
 ・ついつい出てしまう癖(口癖)
 ・自分にキャッチフレーズをつけるとしたら?
 ・役者を目指したきっかけ(理由)
 ・初舞台の感想
 ・舞台に立っていて一番うれしかったこと、最大の失敗談
 ・役者になっていなかったら?
 ・オーディション合格と聞いた瞬間の気持ち
 ・『ミス・サイゴン』出演にあたっての今一番の課題
 ・今 ひとつだけ どんな望みも叶うとしたら?
そして、『ミス・サイゴン』のテーマである「究極の愛」にちなみ、
 ・あなたにとっての「究極の愛」とは?
で結んでいます。
それぞれの経歴や特技などに合わせて少し変えたりしますが、基本的には、これが全キャスト共通の質問事項です。
偶然ですが、3月24日第2次製作発表オーディエンス応募ハガキでも、「究極の愛とは?」という質問を多数の方から戴いていました。キャスト紹介映像で、一人ひとりの答えをじっくりご覧になってみてくださいね。

映像は、まだまだ未熟な編集技術のため、ご覧になりづらい部分もたくさんあると思いますが、キャストの魅力が少しでも皆さんに伝われば嬉しいです。






<こぼればなし>

麻田さんの初舞台となった2007年『レ・ミゼラブル』からご一緒してきたこともあり、収録は、和やかな雰囲気で始まりました。
関西訛りを交えながら軽快に質問に答える麻田さんのトーク時間は、なんと約10分。ブログにアップするインタビューはだいたい3分半〜4分前後のボリュームが適正サイズのため、たくさんの楽しいお話、泣く泣く半分以上をカットした次第です。

ご本人も、
「俺ってこんなに感動屋さんやったかなぁ?」
と驚いたと言うのが、『レ・ミゼラブル』博多座の楽日。その日は開演前からウルウル来ていて、映像中の失敗談になってしまったんだそうです。オペラグラスでご観劇だったお客さまの中には、もしかして、その場面をバッチリ目撃してらした方がいらっしゃったかも?(笑)
「意外と真面目で、やるときゃやるコ」と冗談交じりで言っていた麻田さんですが、振付補の西田先生情報によると、苦手のダンスを克服するため、こっそり「カゲ練」に励んでいる、ようですよ。

舞台出演の合間をぬって、ソロボーカリストとしても意欲的な活動を続けている麻田さん。ムラタも一度、ライブにお邪魔したことがあるのですが、2時間近くもロックを、声を保ったまま歌い続けられる強い喉にビックリでしたし、何より、ものすごく気持ちよく楽しそうに歌っている麻田さんの姿が印象的でした。
今夜も20時と21時からの2ステージ、広尾のケセラで「サイクロPOP NIGHT アンプラグド!」と題したライブがあります。チケットは既に完売してますが、アコースティックライブは初の試みだそうなので、どんなだか、ちょっと聴いてみたいですよね。
ちなみに、麻田さんのホームページは、http://www.angnet.com/mp/ (PC) または http://mupsy.sub.jp/mpmob (携帯) です。


さて次回のキャスト紹介、登場するのは、これまた『レ・ミゼラブル』でお馴染み、赤座浩彦さんです。3月17日(月)アップを予定しています。
なお、今回は、50音順でのご紹介にはなりません。とってもランダムです(笑)。いつ、誰が出てくるか・・・まあそれも、お楽しみのひとつに加えてくださいませ。
それでは、また。

2008年03月14日

カリスマのオーディション狂想曲

1990年7月2日 「ミス・サイゴン」日本公演の概要が記者会見で発表された。
1992年4月オープン、興行期間帝劇で18ヶ月ロングラン上演、
全役プロ・アマ問わずオーディション、すべてがスケールが違う。
帝劇の改装費10億円、年間興行収入100億円。チビリそうになった。
優秀な人材を短期間で集めなくてはいけない。
ロンドンのオリジナル・キャストもキム役は、難航した、ロンドンでも、ヨーロッパでも、アメリカでも見つからずオリジナルキャストに選ばれたのは、フィリピンのマニラでオーディションを受けた、18才のレイア・サロンガとモニーク・ウィルソンが選ばれた。
クロード・ミッシェル・シェーンベルク氏曰く「鋼鉄の喉と、鋼鉄の肺を持った女性を捜せ」。
僕たちのオーディション狂想曲が始まった。

まずは、全国から、応募者を募ることと「ミス・サイゴン」の名前を浸透させる作戦が始まった。
チラシ、新聞広告、雑誌広告、パソコンのない時代なので、ケント紙に、広告スペースを原寸で作り、ヘリコプターマーク(墨の書のように書かれたこのマークは、ヘリコプターと女性の顔が、デフォルメされています。)とタイトルと写植(印刷用の組文字)をペーパーセメントで貼り付けて、版下(印刷原本)を作る作業が毎日続き、チラシと日本全国の主要新聞の広告を作った。
チラシが出来上がると、街頭に出て、チラシを配る「チラシまき隊」が作られた。
リーダーは、僕だ。各警察署に道路使用許可願いを出し、5-6名の女性スタッフとともに、ヘリコプターマーク入りのそろいのTシャツで渋谷・新宿・池袋に出現し、オーディション募集のチラシを配った。
ある日おばあさんから「宗派はなんですか?」と聞かれた。
よほど怪しい集団だったのだろう。
ある日、ビリー先生(レ・ミゼのビリーズ・カフェでお馴染み)が、みょうちくりんなベストを持ってきた。
胸に薄いスピーカーがついていて、ポケットのウォークマンに接続すると「ミス・サイゴン」の曲が流れるのである。
「こんなの恥ずかしくて着れませんよ」というと、Fプロデューサーの「お前なら着れる」といわれて、みょうちくりんな格好で「チラシまき隊」は出動した。
初めの内ちらほら立ったが、締め切りの一週間前あたりから、履歴書と好きな歌をふきこんだカセットテープの入った応募書類が、郵便袋10袋がドガドガ毎日届けられた。
一万を超える郵便袋を見て、FプロデューサーとTプロデューサーとOKPはただ呆然と立っていた。
オーディションというものは、試験ではない。いかに役のイメージとその曲が歌えるかを試す場である。選曲は自由であった。今は、ミュージカルナンバーを吹き込んでくる人が多くなったが、当時は、オペラ、演歌、歌謡曲がほとんどだった。
各プロデューサーと演出部が手分けして、一万を超える曲を聴いた。
「◎田△蔵、52才、エンジニア役を希望、曲は兄弟仁義」という具合である。
「笑っちゃうよ」が口癖のFプロデューサーの手伝いをよくした。
「笑っちゃうよ」と手渡されたのが、キム役希望の女性、曲は、キャンディーズの「春一番」三人のコーラスである、「あなたは、どの娘」である。
「笑っちゃうよ」と聞かされると、意外と上手い、その後、「それでは歌ってください」上手いはずだ、歌の先生だ。
スタッフは、毎日歌を聞き続けた。みな不眠症になった。
そうして、書類選考で、絞り込んだ約1000名が第二次オーディションに進むこととなった。

2008年03月13日

明日から、キャスト紹介始めます(・・・予定)

3月24日第2次製作発表、オーディエンス募集にたくさんのご応募いただきました。ありがとうございました。
ただいま、厳正なる抽選を進めていますので、結果はもうしばらくお待ちくださいね。

さてさて、タイトルの「キャスト紹介」について、お知らせです。

このところ、またちょっとアップが間遠になりがちだった『サイゴン』ブログ。
実はムラタ、このところひたすら、映像収録とその編集作業に取り組んでました。おかげで精神的にブログ更新する余裕がなくなりまして・・・はい・・・。すみません。

撮影はね、いいんですよ、カメラ回すだけですから。問題は、編集なんです、編集。
『レ・ミゼラブル』ブログでは、編集作業はすべて宣伝室Kさんにおんぶに抱っこ状態だったムラタ。あの時は、お気楽でした。ラフ編集の段階で、「ここ、こうなりませんかねぇ」とか「これはちょっと」とか、好き勝手言ってればよかったですから。
これがもう、いざ自分がやるとなると、慣れない作業に半泣き状態(T T)。おまけに、愛用のマックは、ちょっと使うとすぐに機嫌悪くなりますし。

で、何故、こんな無謀なことにチャレンジしているか、と言いますと、
今回、『ミス・サイゴン』に新しく加わったメンバー全員について、「キャスト紹介」を一人ずつ、一問一答形式でやろう、というトンデモない企画を実行しようとしているから、なのであります。
前回から引き続いて出演のキャストも後々、違った形でもちろん取り上げていきますが、新キャストは、これまで東宝作品に出演したことがない人も多いので、公式ブログをご覧のお客さまにまず、一人ひとりをご紹介したい、と思ったわけです。
が、アンサンブルだけで60名もいる大カンパニー。これまでと同じように宣伝室頼み、というわけにはいかない、と奮起し、映像収録を始めたまではよかったのですが・・・。
ムラタ、言うは易し行うは難し、を痛感する日々でございます。

まあ、そんなこんなで、ようやく明日、その第1弾をアップできそうな感じです。
まずは、毎週、サイゴンスクールで頑張っている新アンサンブルの皆さんからスタートです。新プリンシパルも追って登場します。
アップがなかったら、編集に失敗したと思ってくださいf^^;。

それでは、明日に乞うご期待(?!)。

2008年03月07日

みんなで歌おうMiss Saigon、練習用の映像です

皆さん、お待たせ(?)しました。「みんなで歌おう、Miss Saigon」、練習映像をアップです。

「みんなで歌おうMiss Saigon」。
タイトル通り、3月24日第2次製作発表にて、『ミス・サイゴン』の劇中歌をキャストとオーディエンスの皆さんで一緒になって歌ってしまおう、というものです。
「みんなで歌おう〜」は昨年、『レ・ミゼラブル』イベントで大好評をいただいた企画なのですが、今回、「ミス・サイゴンでも是非やって欲しい!」とのたくさんの熱いリクエストにお応えする形で実施が決まりました。

「歌ってみたいけど、歌なんて歌ったことないし…」「楽譜が読めないから…」「あんまり歌に自信がないんだけど…」などと悩んで応募をためらっている皆さん、そんなお考えは無用です。
必要なのはただ、
「サイゴンの曲を歌いたい!」「キャストと一緒に合唱してみたい!」
というお気持ちだけなのです。
当日は、音楽監督である山口Billye也さんが直接、オーディエンスの皆さんを合唱指導します。一部キャストも客席に降りて歌う予定です。
もしかしたら、ステージに上がって、キャストと一緒に歌えちゃうかもしれません。

今日は合唱曲を、イベント前でも後でも楽しんでいただけるよう、映像に収めてきました。
Billyさんによる解説と演奏、2008年アンサンブル男女6名による合唱曲の歌唱がご覧になれます。
練習用のカラオケ(Billyさんによるピアノ伴奏)も入ってますから、是非、歌にチャレンジしてみてください。

それでは、映像です。どうぞ。


2008年03月05日

博多座イベント第2弾 映像アップされましたよー

3月24日第2次製作発表のオーディエンス募集告知、皆さん、もうご覧になってますか? 週明けの月曜日に早速たくさんの応募ハガキが届き、スタッフ一同、毎日嬉しい悲鳴をあげています。ありがとうございます。
オーディエンス募集は、来週3月10日(月)必着で締め切らせていただきます。ご応募まだの皆さん、おハガキお待ちしてまーす。

さてさて、先週金曜日の博多座イベント第2弾、昨日、映像vol.1がアップされました。

キム役/知念里奈さん、クリス役/原田優一さんと天神FMパーソナリティー”さとうともやす”さんの3人による楽しいトークが、前半部分のダイジェストでアップされています。
プラス、お二人がラジオの生放送内で歌った「世界が終わる夜のように」のデュエット映像もご覧いただけますよ。クリスとしての歌声初披露となった原田さん、もちろん、知念さんとのデュエットも初です。


博多座『ミス・サイゴン』ホームページは、こちらから。


http://www.hakataza.co.jp/miss_saigon/index.html


いつものように「NEWS」をクリックすると、イベント映像のページにたどり着きます。
皆さん、是非ご覧になってみて下さいね。

2008年03月02日

博多座イベントに同行してきました

昨日、4年に1度の2月29日、ムラタはキム役の知念里奈さん、クリス役の原田優一さんと共に博多に行ってまいりました。
博多座が毎月開催している『ミス・サイゴン』イベントのためです。

29日のイベントは2部に分かれていて、まずは17:30に天神(福岡の銀座、みたいなもんでしょうか)にあるソラリアプラザ1階で、天神FMの生放送に出演。続いて18:00からは、生放送終了後の同じ場所を使ってのトーク&歌披露がありました。

福岡入りした私たちは、まずイベント会場でサウンドチェック。知念さん、原田さんがマイクを握り、ほんの少しデュエットします。ホテルやショップが入ったビルにあるスペースですから音響が気がかりでしたが、妙な残響もなく綺麗に音が抜ける場所でまずは一安心。
開始まで3時間以上あるというのに既に並んでいるお客様の姿もあり、ありがたいなぁと思いつつ控え室に移動します。
お支度を済ませた知念さん・原田さんには、本番までの間、FMスタッフとの打ち合わせや数々の取材が。

そしていよいよ17:30、ラジオの生放送が開始されました。パーソナリティー”さとうともやす”さんの素敵な声と共に始まった番組では、トークの他に、知念さん・原田さんで「世界が終わる夜のように」が披露されます。通りすがりの買い物客の方々も思わず足を止める美しいデュエットでした。
30分の番組後は、引き続きトーク&ライブ。じゃんけんゲームで勝ち抜いた5名の方にイベント特製ポスター(サイン入り)がお二人から手渡しでプレゼントされた後、愉快なトークを交えながら、知念さんが「命をあげよう」、原田さんは「神よ、何故?」を披露。2004年から更に深みを増した知念さん、クリスとして歌うのは初となった原田さんの豊かな歌声が会場いっぱいに響き渡り、居合わせた誰もが、歌の世界に引き入られます。
盛況のうちにイベントは終了。お二人は引き続き博多座のコメント収録などに挑み、一日がようやく終了、となったのでした。



 ラジオのスタッフと打ち合わせ中の知念里奈さん、原田優一さん



 イベントの様子を、会場2階から眺めてみました



 笑いも満載だったトーク風景(いやもうホント、面白かったんですよ)


イベントトークや歌の模様は後日、博多座のホームページで紹介されると思いますので、どうぞお楽しみに。



おまけ
その夜、吹き荒れる雨風の中、夕食に出かけた一行。傘をさそうとした原田さんですが、開いた瞬間吹き抜けた強風に、一瞬で傘がバコッと見事に壊れ、唖然…。まるで4コママンガのような状況が展開し、これまた爆笑な一行なのでした(笑)。


 
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