第2次製作発表、速報です(映像付き!)
本日1400より、帝国劇場で『ミス・サイゴン』第2次製作発表を行わせていただきました。
700名のお客様を迎えた約1時間半のイベントの模様、速報版でお届けします。
3月24日月曜日、午後2時、肌寒いどんよりとした天気を吹き飛ばすかのような勢いで、『ミス・サイゴン』第2次製作発表はどーんと派手に(笑)始まりました。
舞台前面の幕に映し出されたサイゴンの夕陽。2台のピアノによるオーバーチュアが始まると、夕陽を背に3機のヘリコプターの影が現れ、轟音とともに接近してきます。そして、『ミス・サイゴン』のヘリコプターマーク(女性の顔とヘリコプターが組み合わさった、ちらしの、あの絵です)が映写されると、本日の進行役であるフジテレビ/軽部真一アナウンサーが登場。
「Welcom to Miss Saigon!」
軽部さんの高らかな声を合図に、山口Billye也さん・間野亮子さんのピアノ、清水直人さんのサックスが「火がついたサイゴン」を奏で出します。せり上がってきた男女アンサンブル60名の歌声に乗って、舞台奥のスクリーンや、ステージ両サイドに据えられた電飾パネルから色の洪水があふれ出す中、
「それでは、曲に乗ってプリンシパルの皆さんをご紹介しましょう」
大階段の上にキム、クリス、ジョン、エレン、トゥイ、ジジ役のキャスト21名が、曲に乗って次々と現れました。
そして最後にエンジニアがコールされると、曲は「アメリカン・ドリーム」に変わり、筧利夫さんが大階段を降りてきます。
再び「火がついたサイゴン」に戻って、オーディエンスの皆さんからの手拍子の中、出演者全員による迫力の大コーラスでオープニングを締めくくりました。
ご挨拶の後、軽部さんはマイクを手に大階段へ向かいます。プリンシパル・インタビューです。
まずはエンジニア、筧利夫さんから。
「『サイゴン』のことで頭がいっぱいです。これ以上ない、世界一の『ミス・サイゴン』をお見せしたい。今回は、市村(正親)さんが1ヶ月で降ります(笑)ので、回数が増えてホクホクです(笑)」
続いて新キムのソニンさんにマイクが渡り、
「着々と(上演が)近づいて来ている感じはするんですけど、まだ実感が足りないかも。これからですね」
2004年からのキムたち、笹本玲奈さんは、軽部さんに「2度目だから余裕があるのでは?」と尋かれて、
「余裕ではないです。本番来るのが怖いくらいで。新しいタム役といつ会えるのかが、一番の楽しみですね」
10代の頃、『ミス・サイゴン』2幕の舞台となっているタイ、バンコクで7年過ごした経験を持つ新妻聖子さんは、
「役者として人間として転機となった、心から愛している役に再び出会えるのを心待ちにしていました。遠足前の子供のような気分で待ち続けてきたんです」
この4年の間に母親となった知念里奈さんは、
「出産前にキムを演らせていただいて、そしてまた、出産を経験した後に演れるのは、本当にありがたいことだと思います」
と、それぞれの想いを延べました。
クリス役の面々は、井上芳雄さんが、
「(自分以外の)3人が新しいということで、先輩風を大いに吹かせて」
と冗談で笑わせた後、
「(3人と)一緒になって、前のことを忘れてまっさらな気持ちで臨みたい」
と、抱負を語ります。
『ベガーズ・オペラ』出演中のため、クリスっぽくないヒゲ面での登場となった照井裕隆さんは、
「前回、アンサンブルで出させていただいてた時に、井上さんのクリスを見ながら、いつかはやってやるぞって思っていた役です。その思いを育てて花を咲かせたい」
「どんなクリスにしたいですか?」と軽部さんに尋かれたのは、これまたクリス役が念願だったという原田優一さん。
「原田クリスにします。自分流に作り上げていきたい」
藤岡正明さんは、「ベガーズじゃなくて無精ひげです」と笑いながら、
「一番泥臭く・・・僕は、ミュージカルを知らずに(舞台の世界に)入って、やりながら(いろんなことを)覚えてきて、役者になりきれてない役者なので、泥臭く」
四者四様のコメントでした。
次は、ジョン。
前回は、前月に『マイ・フェア・レディ』大阪公演に出演していた岡幸二郎さん、満足のいく稽古も出来ないまま本番に突入し、本番をこなしながら覚えていったことが多かったといいます。それだけに今回の公演は、
「万全の状態で、より深めていきたい」
ここで軽部さんから、衣裳についての突っ込みが入ります。
「このジャケット、泉見さんと・・・。ユニットみたいですねぇ」
実は岡さん、本番直前、控え室から舞台袖に向かうエレベーターで、トゥイ役の泉見洋平さんと全く同じブランド、型、色のジャケットを着ていることが発覚したのでした。昼頃から行われたリハーサル時には、お二人とも着替えがまだの状態だったので、まるかぶりであることに気付くワケもなく、スタンバイ中の袖で、
「二人とも替えの衣裳持ってきてないし、仕方ないからこのまま出るんだけど」
と、二人して妙な汗をかきまくっていたのでした(笑)。
新たにジョン役に加わった岸祐二さんは、
「僕も(クリスの照井さんと同じく)4年前にアンサンブルで出ていたんですが、(岡さん、坂元健児さんの)2人のジョンを拝見していて、いつかは、って思っていたので、念願かなって嬉しいです。(2人の)真似をしようと思っても、とても真似出来ないので、(前回ジョンで出演の)今井(清隆)さん、石井(一孝)さんも含め、勉強させていただいて。マリーンっぽく、男っぽく、自分なりに作り上げたいと思います」
と決意のほどを述べました。
前回はクリスとジョンの2役、今回はジョンに専念することとなった坂元健児さん。軽部さんの「本当は、どっちの役をやりたかったですか?」という質問に、大爆笑な回答が返ってきました。
「まだ、僕の中にはクリスが残っていて。だから、(クリス役の4人の身の上に)何か事件が起きないかなぁ、と(笑)」
「何か事件が起きれば、その陰には坂元さんが関わっているかもしれない、と?」
「そうですね。東宝からは言われてないですけど、僕はいつでもいく気マンマンなんで(笑)」
もちろん坂元さん、ジョン役に専念する気、マンマンなんですよ。
前回、ミミ役で出演した時も、オーディションはエレンで受けた、と言うのは浅野実奈子さん。
「初演を何度も観て、この作品で、ミュージカルを本格的に目指そうと思った」
当時、エレンを演じていた鈴木ほのかさんは、「憧れの人」だったんだそうです。
その ほのかさん。初演から16年を経てのエレン復活となります。
「(舞台袖で)オーバーチュアのヘリの音を聴いて、全身に鳥肌が立ちました。初演の初日の興奮が甦ってくるようで。また来るぞー、って」
20歳になった当時のタム役から、
「16年経っても同じ役が出来るなんてスゴイ、って言われて。(再びエレンを演れて)嬉しいです。曲を聴くと不思議な感覚が甦ってきますが、あの時以上の熱さを感じてます」
シルビア・グラブさんは『ミス・サイゴン』初登場なのですが、「なんとなく、初演に出てそうな雰囲気」と軽部さんに言われ、
「皆さん思ってるより案外、若いんです」
と笑いをとった後、
「クリスより姉さん女房なんで・・・すみません」
と恐縮。
クリスたちより若い唯一のエレンかもしれないRiRiKAさんは、前回出演の浅野さん、初演エレンの鈴木さん、数多くの作品に出演しているシルビアさんという3人と同じ役を演じることを、
「えらいことやなぁ、と」
と思いながら、素敵なエレンにしたい、と抱負を語っていました。
「4年前、トゥイという役を通して、物語の中で生きるということを体感できた」
と言うのは、泉見洋平さんです。
「(そういう役との)再会は、新たな発見があるかと、とても楽しみ」
なんだとか。
石井一彰さんは、
「話すのは得意じゃないんですけど」
と、前置きして、
「(初舞台の)『レ・ミゼラブル』でご一緒した素晴らしい方々と、またご一緒できるので・・・。『レミ』では、いろんな思いもあったので、今回はそれを全てぶつけたい」
自分の思いを伝えようと精一杯言葉を探す石井さんの、誠実な人柄がにじみ出るコメントでした。
緊張で心拍数が上がり、息切れ状態だったのが、神田恭兵さんで、
「去年デビューしたばかりなので、舞台の上で生きたことがないんですけど、トゥイでそれを体感したいと思います。トゥイとしてキムへの愛を表現したい」
と決意を語りました。
「頑張ります」
の一言だけ。「抱負やなんかを・・・」と軽部さんに促されたのは、ジジ役の池谷祐子さん。
「4年前、(『サイゴン』を観た時)一番印象に残ったのがジジでした。作品の大きさに圧倒されて、これはこれは観るものだ、と思っていたんですが・・・人生わかんないなぁ、と思いつつ、池谷祐子のジジをお見せしたいと思います」
桑原麻希さんは、
「初演を観て、アメリカンドリームを踊りたい、と思っていたので、『サイゴン』に出るのが夢でした。出られるのが、ホントに嬉しい」
と笑みを浮かべ、
「今は(サイゴンスクールで)体力・喉力の強化中ですが、演出家のフレッドさんが来たら、しっかりジジと向き合って作っていきたい」
そして、プリンシパル最後のインタビューになったのが、菅谷真理恵さんです。『ミス・サイゴン』がプロとしての初舞台となる菅谷さんは、
「わからないことばかりで迷惑をかけるかもしれませんけれど、精一杯頑張ります。私は、平和な日本に生きている若者の一人なので、(ベトナム戦争という時代に生きたジジたちの)気持ちは理解出来ないかもしれないけれど、スクールや稽古を通して学んでいきたいと思います」
と、語りました。
続くコーナーは、デモンストレーションです。4曲の楽曲が、ストーリーの展開順に披露されました。
まずは、キム/新妻聖子さん、クリス/原田優一さんによるデュエット「世界が終る夜のように」。
続いてエンジニア役の筧利夫さんが、本番の衣裳・小道具を使って「生き延びたけりゃ」を軽妙に、そして熱く歌います。客席からの登場だったので、お客様には嬉しい驚きだったようです。
3曲目は、キム/ソニンさんで「命をあげよう」。スクリーンには、涙を浮かべて歌い上げるソニンさんの顔が映し出されました。
デモンストレーションの終わりは、ジョン役の岸祐二さんと、アンサンブル全員による「ブイ・ドイ」。本編ではありえないことですが、女声も加わっての総勢60名のコーラスが付いた「ブイ・ドイ」は、圧巻、でした。
そして、お待ちかね、山口Billye也さんによる「アメリカン・ドリーム」合唱指導です。
発声練習の後、15分のコーチング。さすが『サイゴン』ファンの皆さん、ハモリもばっちりです。
Billyさんが、
「この、お客様のパワーを、キャストの皆も見習ってほしいですね」
と言うほど、熱気に溢れた場内でした。
最後は30名弱のお客様が舞台に上がりプリンシパルと、客席のお客様は通路に散らばったアンサンブルと声を合わせ、共に「アメリカン・ドリーム」を大合唱。曲の終わりにはバズーカ砲が炸裂して、華やかなエンディングとなり、お客様からは「ヒューッ!」と大歓声が上がりました。
イベントをラストは、客席のお客様にもご参加いただいた写真撮影でした。舞台前面にキャストが並び、後ろに客席のお客様がずらーっと、カメラマンはせり上がった上からシャッターを切る、という形で行われました。
この写真は、ホームページにアップされます。参加されたお客様は、じっくりご自分を探してみてくださいませ。
こうして、1時間半におよぶ第2次製作発表は無事、閉幕。
アンサンブルが、お帰りのお客様をロビーでお見送りするというオマケもあって、終了、となったのでした。
オーディエンスの皆様、残念ながらご来場いただけなかった皆様、『ミス・サイゴン』を応援してくださる全ての皆様からいただいたエネルギーを糧に、キャスト&スタッフ一同、初日に向けてますます頑張っていきます。
これからも、よろしくお願い致します。
さあ、明日はまた、サイゴンスクールだっ。
では、最後にデモンストレーションダイジェスト映像をどうぞ。
Windows Media Player版は こちら








コメント
新キャスト!
キャストが一新と、
知念ちゃんのカムバックを期待です。
そして、アンサンブルからの生え抜きキャストのメイン起用も注目です。
これからも生え抜きを育ててください。
投稿者: THACON | 2008年03月26日 18:48
あまりに早く動画がupされていたので
とってもうれしい驚きでした。
博多在住なので東京のイベントには参加できませんが、こちらのブログでのレポが楽しみです。
とっても素敵なイベントだったのですね。
もちろん私も博多の月一イベントには参加してます。
これからも情報お願いしまーす。
投稿者: いなこ | 2008年03月26日 00:32
早速のレポートありがとうございます☆
昨日はイベントに参加させていただき
舞台にも上がってしまいました。
役者の皆様が苦労して立つことのできる
ステージなんだ〜と思って
足が震えつつも感激でいっぱいです☆
ナビゲートして頂いたアンサンブルの方にも
感謝の気持ちでイッパイです。
キャストの皆様と撮った記念写真が
今からとても楽しみです♪
これからもブログ楽しみにしています。
投稿者: れいこ | 2008年03月25日 17:20