東宝 ミスサイゴン

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2008年05月16日

装置や道具の準備、着々進行中です

キャストが歌にダンスに汗する一方で、スタッフもまた、連日、巨大で複雑な装置や膨大な道具類の準備に追われています。
今日のムラタは都心を離れ、東京近郊の貸し倉庫で進められているヘリコプター・トラスのテスト走行を見学に行って来ました。

倉庫3棟に、所狭しと並べられている装置や道具類。
現在は、ホーチミン像やブライド(舞台の左右と奥にいくつも吊るされる、大きなすだれ)の補修や、床面の塗りなおしが進められている傍らで、ヘリコプターを吊り上げる巨大な装置の動作確認が行われています。






装置の下にある脚立の大きさから推測していただけば、いかに巨大な枠組みかが、おわかりいただけるのではないかと思いますが、だいたい、上部の四角い枠の部分だけで、高さが1.5メーターくらいあります。
この枠が、お客様の目の届かない舞台の上方に据え付けられ、巨大なアームがヘリコプターを持ち上げるのです。
今日は、このアームの動作テストが、朝から晩まで繰り返し繰り返し続けられ、スタッフは細かい調整に追われていました。

ちなみに、写真手前にあるのが、補修を待つブラインドカーテン。
奥には、補修中のホーチミン像が見えます。

これらの装置はテストの後、一旦解体され、再びトラックに載せられて、今度は東宝スタジオへと運び込まれます。
6月下旬には、映画撮影用の巨大なスタジオ内に舞台装置が本番さながらに組み立てられ、キャストが入って稽古を行うわけです。

とにかく膨大な物量の『ミス・サイゴン』。
スタッフの地道な作業は、まだまだ続きます・・・。

2008年05月15日

キャスト紹介vol.20 水野里香

連日、歌にダンスにと稽古三昧の『ミス・サイゴン』カンパニー。
今日ご紹介するのは、女性アンサンブル、水野里香さんです。

水野さんは、音楽座出身。同座が解散後は、Stepsに創立から参加し、活躍してきました。
東宝作品への出演は、『ミス・サイゴン』が初めて。
まずは「一問一答」映像、ご覧下さい。


<こぼればなし>

「私、あんまり失敗ってしないんですよ」
と始まった、失敗談。ですが、やっぱりありました(笑)。落ち着いた水野さんの雰囲気からは想像出来ない、お茶目な「やっちゃった」話が。

水野さんの目標は、「カッコいい女性」になることで、婦人警官が憧れの職業だったんだそうです。
銃を手にカッコよく決める・・・擬似とはいえ、アクション映画への出演で体験してしまった水野さん、ある意味、夢が叶ったのかもしれませんね。
それにしても、お話を聞けば聞くほど、火薬を使った撮影って大変なんだなぁ、としみじみ思いました。映像的に見栄えをよくするには、派手な方がそりゃあいいですよね。とは言え、実際、目の前で火薬が破裂し、衝撃も来るのに平然と芝居を続けなきゃいけないというのは、もう、スゴイの一言なのでした。

そんな水野さん、実は、
「(クリス役の)照井裕隆さんとは、音楽座、Stepsと、ずっと一緒にやってきたんですよ」
音楽座では照井さんが先に去りました(水野さんは解散まで所属)が、その後、Stepsで同じ創立メンバーとして多くの作品に出演してきた2人。今回の『ミス・サイゴン』で、久々に、舞台上での再会、を果たします。
「久しぶりに(照井さんと)一緒に稽古したり同じ舞台に立てるのが、すごく楽しみです」
と笑顔の水野さん。
さてこの2人、役柄的に絡みがあるのでしょうか?
結果は、どうぞ本番で(笑)。


今日のキャスト紹介は、この辺で失礼します。
次回は、栗栖裕之さんの登場予定です。お楽しみにー。

2008年05月13日

日本初演に向けて ミス・サイゴンスクール開校 

1991年2月4日 東京會舘 ローズルームにて、全役発表の記者会見が行われた。
キャスティング・ディレクター ビンセント・リフ氏により名前がコールされ、キャストはひな壇に登った。
キャストは決まった。しかし、まだ「ミス・サイゴン」の原石である。
これから、サイゴン・スクールに参加し、約一年をかけて、磨き上げられてゆく。
単なるノスタルジーかもしれない。しかし、あの熱い日々を誰かが、書き残さねばと思いブログ書いている。
誰もが、志を高くし「ミス・サイゴン」日本初演を目指した日々を
飯田眞一(宣伝のカリスマ)

ミス・サイゴンスクールが帝劇の地下六階稽古場(帝劇は、地下六階まであるんですよ。稽古場の通り名はB6、B4、9階と三箇所あります。) 
1991年5月、「ミス・サイゴン」スクールが開校した。
スクールの目的は、技術を向上はもちろんのこと、これから続く上演終了までの団結を生むためである。様々なカリキュラムが組まれた。エアロビ、ジャズダンス、身体表現、発声、もう一度自分の基礎に戻って一から作り出していこうというコンセプトだ。エアロビぐらい僕にもできるだろうとやってみたが、とんでもない5分で、息が上がった。10分で体のあちこちが悲鳴を上げた。15分でリタイアした。「今日は軽く30分で終わります」という先生の声に、みな出演者たちは、「いい汗かいたね」とみんな笑顔である。情けない話だが、ヘトヘトなのは僕だけだった。声楽もビリー先生指導の下、みっちりと行われた。特に「ミス・サイゴン」の楽曲は、難曲ぞろいだ、高いキーを地声で出さねばならない。作曲家のクロード・ミッシェル シェーンベルグ氏は、キーを下げることなく、原音で歌うこと要求した。よほど強い声帯を持っている人でないと勤まらない。これは、一夜限りのライブではない。週10回の一年半に及ぶ公演なのだ。岩谷時子先生が一音一音符の限られた条件の中で美しい日本語の歌詞をつけてくれた。「レ・ミゼ」もそうだがクリエイターの二人により、一音符に一音という制限がつけられた、子音中心の日本語を母音中心の英語に当てはめるのは大変難しい。歌のレッスンが続いた。スクールではじめて、「サン&ムーン」のデュエットを聞いたときはそれだけで涙が出てきた。「お日様と月」キムとクリスの出会いのラブソングだが、二人の未来を暗示している太陽と月は、同時に天空には存在しない。そして、アラン・ブーブリル氏とクロード・ミッシェル シェーンベルグ氏が一時来日し特別授業が行われた。そして、具体的なアドバイスが伝えられた。「自分が歌い始める前からその歌を歌っていてほしい」。「世界が終わる夜のように」では、キムとクリスに、二人は火山の噴火口の上にいるお互いに支えあわなければ落ちてしまう、そういう気持ちで歌ってほしい。キムは「命をあげよう」、クリスは「神よ何故」で、肺の中の空気を全部出し切るロングボイスが要求された、「COME ON! COME ON! COME ON!」シェーベルグ氏の魂に語りかけるような声に引っ張られ、声は伸びていった。
できたというキム役の驚いた顔に、「GOOD!」と優しくシェーンベルグ氏は微笑んだ。
宝石たちは、確実に輝きを放ち始めた。 

キャスト紹介vol.19 港幸樹さん、です

皆さん、5月26日のイベント情報は、もうご覧になりましたか?
今回は、夜7時から。今まで「昼間は無理」と無念の涙だった皆さんにも、お越しいただけるチャンスです。サイゴンHPのトップ、「ブログ」ボタンの下に、詳細&応募ページへのリンクが貼ってありますので、是非是非チェックしてみて下さいね。

さてキャスト紹介、久々の更新は、第19回 港幸樹さんの登場です。

港さんは、2007年『レ・ミゼラブル』をご覧のさまには既におなじみです。物語冒頭は、銀の燭台を盗んで逃げようとしたジャン・バルジャンに救いの手を差し伸べる司教役、中盤からは、アンジョルラスをリーダーとして革命を志す学生たちの一人レーグル役として出演していました。特に司教の温かい歌声には、心癒された方も多いのではないかと思います。
そんな港さんの「一問一答」、サイゴンスクール終了後のザワザワした中での映像ですが、どうぞご覧下さい。


<こぼればなし>

何事にも淡々と、動じない風情の港さんですが、実はものすごく緊張しやすい性質です。
2007年『レ・ミゼラブル』の時も、本番やイベントなどで、よく覚えていないくらいテンションが上がったこともあったのだとか。

その『レ・ミゼラブル』に続き、『ミス・サイゴン』でも博多座公演が待っています。
「人も良いし、美味しい物はたくさんあるし、本当に大好きな街」
と言う博多に行けることが、今から楽しみなんだそうです。

「教えることは、すごく好きですね」
と語る港さん。実はお父様が小学校の先生で、跡を継ぐわけではないけれど、同じような道に進もうかと考えていたと言います。
「港さんならきっと、優しい先生になったでしょうね」
と言うと、
「厳しさもちゃんと、兼ね備えてますよ」
とニッコリ。

その柔和な笑顔が一転、厳しい顔に変わったのが、サイゴンスクールのダンスレッスンでした。
『レミ』の時には、そんな険しい顔は見たことがなかったムラタ。そのことに触れると、
「苦手ではないんですけど・・・好きと言うほどでもないので、集中して頑張らないと、と思って」
という答えが返ってきました。
港さんの気合のほど、どうぞ本番でご確認下さいませ(笑)。


それでは、今日のキャスト紹介はこの辺りで。
次回は、女性キャストです。水野里香さんが登場します。お楽しみにー。

2008年05月07日

本格的に稽古開始、です

みなさん、ゴールデンウィークはいかがでしたか?

さてさて、4月29日のスクール終了より1週間のお休みをとり、鋭気を養ったサイゴン・カンパニーの面々、本日より本格稽古に突入しました。

稽古初日は、いきなり「採寸」から開始。衣裳スタッフによる、キョーフ(笑)のサイズチェックです。身長やスリーサイズ、足の大きさはもちろん、肩や腕、頭など、衣裳や被り物、靴などを準備するのに必要なデータを、どんどん採っていくわけです。
今日の数字をもとにして衣裳サイズなどを調整していきますから、衣裳合わせや本番の際に「キツくて入らない」ということのないよう(痩せちゃったんでツメたい、なら、いいんですけどね)、キャストはプロとしての自己管理力が問われます。

採寸が終了すると、まずは歌稽古から。1週間休んだ喉の調子を2時間かけて戻していき、次はダンス。「アメリカン・ドリーム」レッスン映像でお馴染みの振付補/西田伊公子さんの指導で、「ガンダンス」にチャレンジです。
「ガンダンス」というのは1幕、南ベトナムの首都サイゴンが北ベトナム軍の手に落ち、ベトナム戦争が終結して3年後の4月、「ベトナム解放」3周年を祝う式典が行われている、という場面で踊るものです。巨大なホーチミン像をバックに、男女の性別も明らかではない衣裳、覆面のキャストたちが、一糸乱れぬユニゾンの振付を披露していきます。社会主義の統制ぶりが見事に視覚化されたダンス、と言えるかと思います。
初日の今日は、女性も男性も振りを身体に入れるのが精一杯。ユニゾンにはまだまだほど遠い出来でした(笑)。


ガンダンスを踊る女性キャストたち


ジジたちとアンサンブルがガンダンスに懸命に取り組んでいる頃、別の部屋では並行してプリンシパルの歌稽古が進められていました。



歌稽古に取り組むプリンシパルたち


これからどんどん本格化していく稽古の模様、今後も写真や映像でお届けしていく予定ですので、どうぞお楽しみに。
では、また。

2008年05月02日

プロモーション映像

宣伝のカリスマこと飯田眞一です。
先日、「ミス・サイゴン」の15秒テレビスポットをホームページ上に公開しました。

15秒は、テレビスポットの決まりなので、「ミス・サイゴン」のエッセンスを絞り込み作りました。
15秒ではあまりに短いという声もありますので、製作発表用に作り、現在帝劇のロビーで流しているプロモーション・ビデオを公開します。
ぜひご覧ください。これだけでも僕は涙が出てきます。


※ 映像が映し出されるまでに、時間が掛かる場合がございます。

キャスト紹介vol.18 石川剛さん、です

ちょっとお休みしていたキャスト紹介、本日登場してもらうのは、石川剛さんです。

これまで多くの舞台・映像作品で活躍してきた石川さんですが、なんと、東宝ミュージカル出演は『ミス・サイゴン』が初めて、なのです。意外!
いつも柔和な笑顔を絶やさない石川さんの「一問一答」、まずは映像、ご覧下さい。


<こぼればなし>

ご本人談によれば「旅をして、風来坊のようにさすらっていた」時から志した役者の道。
ミュージカルを目指していたわけではないけれど、たまたま初舞台がそうだったことから、自然な流れとして歌やダンスのレッスンも重ねるようになったんだそうです。

そんな石川さん、サイゴンスクールでも余裕を感じる笑顔なのですが、
「年をとって(余裕があるように見せる)技術が身に付いた、ってことです」
と謙遜。顔は普通でも、心はどきどきしているのだとか。

映像のお仕事について尋いた時、
「よく言われることですけど、待ち時間が長い」
という話になりました。
ある時、楽屋でうとうとしてしまった石川さん。ハッと目覚めると2時間ほども経っています。慌てて楽屋を飛び出したところ、
「大丈夫。全然まだまだ平気だよ」
という状況だったとか。現場によって多少の差はあるようですが、ホントに映像って、ひたすら待ち、なんですね。

合格の知らせを、いつもの「単純(本人談)」な素直さはどこへやら、石川さんは一歩引いて受け取ったと言います。
念願かなっての帝劇出演。『ミス・サイゴン』の開幕が本当に楽しみで、心待ちにしているそうで、本番での活躍を期待したいと思います。


それでは、今日のキャスト紹介はこの辺りで。
次回は、2007年『レ・ミゼラブル』司教役でご存知の方も多いと思います、港幸樹さんが登場予定です。お楽しみに。


 
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