東宝 ミスサイゴン

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2008年07月31日

メモリアル・カーテンコール レポート&映像です

今日で7月も終わり。
故・本田美奈子.さんのお誕生日にあたる今日は、昨夜行われた「メモリアル・カーテンコール」の詳細レポートとダイジェスト映像をお届けします

7月30日(金)、「本田美奈子.メモリアル・ウィーク」初日。
昼公演から、劇場ロビーは故・本田美奈子.さんのパネルやNPO法人 LIVE FOR LIFE 美奈子基金の募金箱などが設置され、また、売店でも本田さんのCD、切手シート、グッズなどの並んだコーナーが登場するなどし、お客様の注目が集まっていました。




そして夜の部。
21:00少し前に幕切れを迎えると、出演者の花投げまでは、いつものようにカーテンコールが行われます。
一旦下りた幕が上がると、舞台上に居並び深く一礼する出演者の中から、カンパニーを代表してエンジニア/市村正親さんが前に進み出ました。



市村さんは、この日のご観劇へのお礼を述べた後、翌日7月31日が、2005年11月6日に38歳の若さで亡くなった『ミス・サイゴン』初演キム役/本田美奈子.さんの誕生日であることを告げ、31日から8月6日までを「本田美奈子.メモリアル・ウィーク」として彼女の冥福を祈りたい、と語りました。
本来、メモリアルはご命日に当たる11月6日に行うべきところ、同日は残念ながら『ミス・サイゴン』の公演はなく、本田さんがミュージカル女優としてのスタートを切った『サイゴン』で、何か出来ないか、と考えた結果、今回のお誕生日にちなんだ「メモリアル・ウィーク」となったわけです。

「明日の7月31日は、本田美奈子.にとって特別の誕生日でした。(本田さんは)1年半のロングランの初演の『ミス・サイゴン』、7月の上旬に1幕のラストで、セットに足を引き込まれ大怪我をしてしまうというアクシデントに見舞われました。僕もその場に居たんですが、タムを連れて入って来た時に、靴の上からこう…血がにじんでいて…最後に(エンジニア、キム、タムの)3人で舞台の奥に行くんですが、歩けないながらも必死になっていた美奈子の姿がありました」
本田さんは、7月31日の自分の誕生日には必ず『サイゴン』の舞台に復帰する、と決意し、懸命にリハビリに取り組み、そしてその決意通り、7月31日に見事、キムとして帝劇に戻って来たのです。
市村さんからは、メモリアル・ウィーク期間中、本田さんの遺志を汲んだNPO法人 LIVE FOR LIFE 美奈子基金の募金箱がロビーに設置されていること、お客様のご協力をお願い申し上げたいことが告げられ、この挨拶の間に、舞台中央には「ブイドイ」の場面で使用される大きなスクリーンが下ろされます。
「それでは、本田美奈子.…キム…ご覧下さい」
市村さんの声で照明が落ち、本田美奈子さんを偲ぶ映像が流れ始めました。

映像は、本田さんのミュージカル女優としてのスタートとなった作品、『ミス・サイゴン』から始まります。
1992年2月の配役発表で名前をコールされ、微笑みながら会場に入ってくる本田さん。「精一杯キムを演じられるよう頑張ります」と抱負を述べる本田さん。冒頭「ドリーム・ランド」の場面で、白いアオザイ姿で ♪17歳で初めて~ と歌う本田さん…。
続いて、『王様と私』タプチム、『レ・ミゼラブル』エポニーヌ、『屋根の上のヴァイオリン弾き』ホーデル、『十二夜』ネコといった、東宝ミュージカル作品での活躍の歴史が綴られていきます。
2005年3-5月、病に倒れファンテーヌ役を降板した『レ・ミゼラブル』。この公演中、ロビーに設置され、たくさんのお客様から激励の書き込みをいただいたメッセージボードが映し出され、最後に『ミス・サイゴン』 ♪命をあげよう が流れました。

映像開始直後から、場内のあちらこちらですすり泣きが漏れていましたが、映像の締めくくりに本田さんのポートレートと、
「どうか世界中が平和で、笑顔あふれる人達でいっぱいになりますように。。。」
という本田さんのメッセージが現れると、一瞬の静寂の後、大きな拍手がわきおこりました。

再び進み出た市村さん、声をつまらせながら、しぼりだすように言葉をつむいでいきます。
「美奈子に関しては、私もいろんな思い出がございます。しかし、あんなにも若く去ってしまうとは未だに信じられませんが、僕にとってはこの帝劇に立って『ミス・サイゴン』の舞台に立ってますと、常に美奈子が側に居るような気がしてなりません。
僕達がこれからやること…それは、美奈子がホントにやりたくてやりたくてしょうがないミュージカルの舞台…今、立てなくなってしまった以上、僕達が一生懸命、舞台に恥じぬ意気込みで、この『ミス・サイゴン』、千穐楽まで乗り切ることが大事かと思っております」
同じ初演メンバーであるエレン役/鈴木ほのかさんは、市村さんから、
「本当は、ほのかにも喋ってほしかったけれど、胸に詰まることがあるようで…」
との言葉があると、湧き上がる感情を堪えながら目を落とします。
「…後…あの…言葉になりません。…どうぞよろしくお願いします! ありがとうございました!」
最後に決然と一礼した市村さん。
他の出演者もそれに倣い、全員が深く頭を下げたままで「メモリアル・カーテンコール」の幕が下ろされたのでした。
鳴り止まぬ拍手に再び幕が上がった時には、大粒の涙をこぼす鈴木さんの隣に、頬に光るものを行く筋も伝わせるキム/ソニンさんの姿もありました。


上映されました舞台映像は、権利の関係上、ネット上でご覧いただくことは出来ませんが、市村さんのコメントの模様など、本田さんの歌声も交えながらご覧いただければと思います。






終演後、お客様のいなくなった客席で、夜の部をご観劇された本田さんのお母様/工藤美枝子さんが、マスコミの取材に応えてコメントされました。
まず、観劇した感想を尋ねられ、
「感想と言うより、14年ぶり、だと思うんですね、『ミス・サイゴン』を観させていただくのが。目をつぶっていると、すぐ側に美奈子が居るような気がして、涙、涙で…恥ずかしいくらいでした」
舞台を観ていて、本田さんが出演されていた舞台を思い出すか、という問いには、「はい、もちろんです」と即答された後、
「1年半(のロングランの間)っていうのは…それこそ家では(喉に負担をかけないよう)ほとんどジェスチャーと手紙(でコミュニケーションを取っていて)、そういうので1年半、毎日暮らしておりましたので、それを思い出しちゃいましてね」
また、翌日に控えた誕生日については、
「美奈子ちゃん、お誕生日おめでとうって言うと、いや、お母さんが私を産んでくれたのでお母さんの誕生日でもあるわね、っていうことをよく言ってました」
生前最後の誕生日となった2005年、本田さんは前日7月30日に退院、31日は余り食べられない状態でしたがお母様が食事を用意され、ご家族と事務所の方とでお祝いをされたのだそうです。
「今日が(誕生日の)前夜祭で、美奈子と遭ったような気がしたので、たぶん明日、美奈子の夢を見ると思います」
と語っていらしたお母様。
自らの闘病中、
「元気になったら難病に苦しむ人や子供たちのためのチャリティをやって、(病気の人達に)元気をあげたい」
と言っていた本田さんの遺志を汲み、活動を続けるNPO法人 LIVE FOR LIFE について、
「皆さん、どうぞよろしくお願いします」
と結んで、コメントを終えられました。



これはちょっと脱線ですが、
今日31日、シアタークリエ11-12月公演『RENT』の製作発表が行われ、出演者の一人である安崎求さんが、それぞれの抱負を語る場面で、次のような主旨のコメントをされました。
「僕は、ミュージカルの舞台に立ち始めてもう30年ほどにもなるのですが…今日7月31日は、本田美奈子.の誕生日です。彼女がどうしても立ちたくて立ちたくて仕方なかったミュージカルの舞台に立つ…彼女の想いを大切に『RENT』の舞台に立ちたいと思います」
製作発表後、安崎さんは、
「美奈子のことを言わずにはいられなかった」
ともらしていましたが、市村さん、鈴木さん、安崎さん…『ミス・サイゴン』という超大作ミュージカルに立ち向かい、手探りの中から上演、そして1年半のロングラン成功へと導いた初演キャストの絆の強さと想いの深さを、改めて感じた出来事でした。



「本田美奈子.メモリアル・ウィーク」は8月6日まで。
期間中、ロビーには美奈子基金の募金箱を設置している他、カーテンコールで上映した映像もご覧いただけます。

2008年07月30日

メモリアルウィーク始まりました、藤岡さんライブ映像も

今日から「本田美奈子.さんメモリアル・ウィーク」。
初日の今日は、夜の部で「メモリアル・カーテンコール」が行われましたので、速報です。

それと、今日は、トークショーに関するお知らせがひとつと、あと、クリス役/藤岡正明さんライブ映像をお届けします。


まずは、今日から始まった「メモリアル・ウィーク」について。

明日7月31日は、『ミス・サイゴン』 初代キム役の故・本田美奈子.さんお誕生日。
そこで、本日30日より8月6日までを「本田美奈子.さんメモリアル・ウィーク」とし、劇場ロビーに、本田さんの「想い」から生まれた難病と闘う方へのNPO法人「LIVE FOR LIFE」の募金箱を設置します。
その初日となる今日、1992年初演に本田さんと共に出演されていたエンジニア役/市村正親さん、エレン役/鈴木ほのかさんの2人が揃った夜公演の終演後に、「メモリアル・カーテンコール」が行われました。
市村さんにより「メモリアル・ウィーク」の開催主旨説明と本田さんの想い出が語られた後、約7分ほどの本田さんの舞台映像が上映されると、ステージ上の出演者も客席のお客様も、思わず涙、涙…。



このカーテンコールの詳しいレポートは明日、ダイジェスト映像と共にお届けしますので、今しばらくお待ち下さいませっ。


さてさて、話題は全然変わりますが、お知らせ、です。
8月のトークショーに、指揮者/塩田明弘さんと、音楽監督/山口Billy琇也さんの出演が決まりました。
塩田さんが 8月13日(水)夜の部、Billyさんは 8月24日(日)夜の部 の、いずれも終演後行われるトークショーに登場します。
お楽しみにー。


そして、たくさんのお客様から「まだですかー?」と言われ続けたイベント映像、アップです。
大変お待たせしました。
6月15日、「みんなでMiss Saigon vol.4~藤岡正明CD発売記念ライブ」ダイジェスト映像その1、です。
スペシャルゲスト、エレン役の鈴木ほのかさんとのトークまでをおさめました。
アコースティックバージョンの ♪サン・アンド・ムーン の他、本日7月30日に発売された藤岡さんのCD 『Treasure Island』 収録曲も含まれてます。

ちなみにこのCD、帝劇の売店でも取り扱っています。
しかも、帝劇だけのスペシャル特典付き!
8月22日に予定されている藤岡さん帝劇ライブへの応募ハガキが、CD1枚につき1枚、もらえます。
ただし、このハガキを差し上げるのは、8月11日販売分まで、ですので、ご注意下さいね。
それから、なんと、クリスを熱演する藤岡さんの舞台写真(しかも 直筆サイン入りっ)も1枚、もらえます。

ではでは、藤岡さんライブ映像ダイジェストその1、どうぞご覧下さい。






それでは、また明日ー。




<追記>

昨日、NHK総合「今宵ゴージャス」をご覧の皆さん、お楽しみいただけましたでしょうか?
番組へのご意見や、再放送のリクエストなどありましたら直接、NHKの方へどうぞ!
NHKへの電話、お手紙、ファックス、メールなどの届け先は、こちら でーす。

2008年07月29日

舞台稽古見学 特派員レポート その5

夏休みに入り、ファンの皆さんに楽しんでいただこうとイベント等も満載!
ますます盛り上がっています『ミス・サイゴン』ですが、7月11日の舞台稽古見学レポートが届きましたので、その5としてお届けしたいと思います。

今日のレポートは、ケイケイさん、です。
どうぞご覧下さい。


<特派員レポート⑭ ケイケイさん>

必死の願いを込めて、七夕の短冊に「ミス・サイゴン、稽古場見学の抽選に当たります様に」と書いて笹に付けた所、7月7日、七夕の夜に東宝の方から電話があり、「特派員、当たりました」との事。
「うそ!」と大声をあげてしまいました。

11日朝10時半帝劇正面玄関前集合。そして帝劇ロビーに入ると、もうそこには、たくさんの荷物がドカーンと置かれていて、いつも人でにぎわずロビーではなく倉庫?という感じ。胸がわくわくしながら2階1番前に座り、観劇?が始まりました。
舞台にはクリス役の藤岡君とキム役の笹本さん。ベットの上から笹本さんを抱き上げて、回りながら中央の位置へ下ろし、ベランダへ行くという稽古。衣装を着けて歌っているので、すぐ、のめり込んで観ていたら、突然「ストップ」の声。えっーと現実に戻り、立ち位置の確認。初日3日前だというのに、本当に細かい位置の確認。
次は井上芳雄さんとソニンさん組が同じ場面。お2人で振りの確認をし、練習していて「ハイ、始めます」の声がかかるとすぐ、本番さながら気持ちが入り、キムとクリスになって歌い出し「すごい!」の一言。また見入ってしまいました。
次は原田さん組が練習していました。そして衣装を脱いで練習用の服に着替えた井上さん藤岡さん(ちょっと素が見られて、おもしろかった)達全員が舞台上に揃い、リフトの練習。振付家の方々に色々、アドバイスを受けながら、ちょっとよろけてしまったり、立ち位置にいけなかったり、結構むずかしそう。いつも完璧な舞台を見せて頂いている陰で、こんな練習をして、努力しているのだと改めて思いました。
そして全員、舞台上にいるなんて、なんともぜいたくな時間を過ごさせて頂き、感謝感激!
こんな舞台稽古を見るチャンスを頂いた事、一生忘れません。ありがとうございました。応援してます。

2008年07月28日

8月15日、お茶会開催が決まりました!

お知らせ、です。
8月15日(金)の夕方、「Saigon Cafe(仮)」と称するお茶会形式のイベントを開催することが、急遽決定しました。

お茶会参加キャストは、同日昼公演に出演するトゥイ役の神田恭兵さん、男性アンサンブルの横田裕市さん、近藤大介さん、梶雅人さんの4人。
50名ほどのお客様と、お茶をいただきながら楽しいひと時を過ごしましょう、という企画です。
開催時間・場所などの詳細と、募集要項は、今週中に東宝公式HPにて発表いたしますので、今しばらくお待ち下さいませ。


ところで皆さん、今週は『ミス・サイゴン』関連のテレビ放送ラッシュですが、録画の準備はばっちりですか?

今日は13:15~、テレビ朝日系『徹子の部屋』に 「ミュージカル界の王子」のキャッチフレーズでクリス役/井上芳雄さんが出演し、黒柳徹子さんを前に「神よ 何故」?を歌い上げました。舞台とは違った趣きでの「神よ 何故」、歌途中に舞台映像(2008年版の映像が収録に間に合わず、2004年バージョンだったのですが…)も流れたり、トークの合間に、井上さんのデビュー作となった『エリザベート』や『モーツァルト!』の映像も出たり、と、盛りだくさんな内容でした。

そして明日29日13:30~、フジテレビ系『ごきげんよう』に、エンジニア役/筧利夫さんが登場。
29・30・31日の3日間にわたって出演します。
初日の29日に進行役の小堺一機さんと『サイゴン』トーク、翌日30日放送分では別ネタですが、最終日の31日には『サイゴン』告知あり、と、これまたチェック!ですよ。

また、明日29日の夜には、先日からお知らせしているNHK総合『今宵ゴージャス!』がオンエアされます。
22:00~ です。
番組前半は『ミス・サイゴン』、後半には、早乙女太一さんが歌ったり、川平慈英さん、玉野和紀さん(『ミー&マイガール』のタップ振付などで東宝作品でもお馴染みです)、HIDEBOHさん(帝劇ジャニーズ作品の振付を担当されてます)の3人がタップを披露する予定です。
エンターテイメント大好きな皆さんには、必見!の内容です。
そして皆さんに、お願い!
『今宵ゴージャス!』ご覧になったら、是非是非、NHK宛に ご感想やご要望など、お送り下さいね。
再放送して!でも、もっとミュージカルを取り上げて!でも、なんでも結構です。
皆さんの熱意あるご意見が、もしかしたら番組をレギュラー化しちゃうかもしれません。
『今宵ゴージャス!』がレギュラー番組になって、東宝ミュージカルが定期的に取り上げてもらえたりなんかすると、嬉しいですよねぇ(笑)。

何だか今日も、お知らせやらお願いやらばっかりになっちゃいましたが…。

帝劇では連日、公演が続く一方で、8月2日昼公演で初日を迎えるエレン役/シルビア・グラブさんの稽古が行われています。
「一人だけ、取り残された感じで寂しいですf^^;」
と、初日パーティーの席上でコメントしていたシルビアさん(詳しくは、7月18日初日パーティー映像でどうぞ)。
2日の登場が待ち遠しいですね。


それでは、また明日。

2008年07月27日

7月29日22:00 放送! NHK番組収録レポート、です

先日の速報でお伝えし、また、『ミス・サイゴン』公式ホームページのトップにも告知ページへのリンクが貼られている通り、7月29日(火)22:00から、NHK総合テレビで放送される「今宵ゴージャス!」で、『サイゴン』の楽曲が取り上げられます。

今日は、放送に先駆けて、番組収録レポートをお届けしたいと思います。

「今宵ゴージャス!」は、小堺一機さん・戸田恵子さんのお2人が脚本家の「はじめ」とその妻「メグミ」というキャラクターに扮し、彼らが住む「エンタメハイツ」を舞台に、エンターテイメントを愛するゲストと楽しいトークを繰り広げる、という番組です。
小堺さんは、ご自身で「おすましでSHOW」などを上演されている他、観劇が大変お好きで、長年進行役を務められているフジテレビ「ごきげんよう」に2008年『ミス・サイゴン』キム役のソニンさんが出演した際には、舞台話で大変盛り上がっていました(脱線しますが、来週の「ごきげんよう」にエンジニア/筧利夫さんが登場します。7月29・30・31日の3日間です!)。
また、戸田恵子さんも映像のみならず舞台でも活躍されている女優さんで、東宝作品には、昨年11月、弊社が芸術座跡に新しくオープンしたシアタークリエの杮落とし公演『恐れを知らぬ川上音二郎一座』(三谷幸喜さん作・演出)にご出演いただいています。

そんなお2人の番組で『ミス・サイゴン』を取り上げたい、しかも放送日は開幕して間もなく…NHKからお話をいただいた時には、サイゴン関係者一同、
「おおっ!」
と喜びの声を上げたのですが、ひとつ、大きな問題、がありました。
7月下旬オンエアのため収録は7月半ばで、というスケジュールだったのです。
7月半ばといえば、18日の本初日を前に、我らが『サイゴン』カンパニーは舞台稽古やプレビュー公演に必死になっている真っ最中!
テレビ番組の収録など、とても出来る状況ではありません。
「今宵ゴージャス!」は不定期で放送されているため、レギュラー番組のように「じゃあ、翌週で」というワケにもいかず、
「非常に残念ですが、またの機会に…」
と、せっかくのオファーをお断りせざるを得ませんでした。

ところが、
しばらくして再びNHKから、やはり是非『ミス・サイゴン』を取り上げたい、もう一度検討してもらえないか、というご連絡が!
NHKとサイゴン関係者で調整を重ねた結果、本初日の翌々日の収録が決定したのです。

出演は、トーク&歌でエンジニア役の市村正親さん、歌のみの登場でキム/新妻聖子さんとクリス/井上芳雄さん、そして、市村さんと共に歌い踊る男女アンサンブル14名。
曲目は、市村さんとアンサンブルで ♪アメリカン・ドリーム、新妻さん&井上さんで ♪世界が終わる夜のように、と決まり、収録に向けての準備が進められました。

出演者収録に先駆けて、7月9日には「音楽収録」が。
音楽監督の山口Billy琇也さんの指揮で、実際、舞台の本番で演奏しているオーケストラのメンバー22名が、2曲の音楽パートのスタジオ録音を行ったのです。



この際、仮ボーカルとして、アンサンブルの川口竜也さん(♪アメリカン・ドリーム)、藤田光之さんと穴田有里さん(♪世界が終わる夜のように)が協力してくれました。

 


そして、いよいよ20日の出演者収録です。
衣裳や靴、かつらは舞台の本番で使用しているものをNHKスタジオへ持ち込みましたが、装置はNHK側が用意しての収録となります。

まずは14:30から、新妻さん&井上さんによる ♪世界が終わる夜のように、でスタート。
スタジオ内には、舞台の「キムの部屋」に似たテレビ用セットが!


   収録の合間に…お茶目なクリス/井上芳雄さん

ちょっとバラしちゃいますと、観音様(?)が飾られていたり(笑)、両親の写真が女性のポートレートだったりf^^;、まあ、細かく突っ込み始めればキリがないのですが、画面にほとんど映らないだろう箇所までもきちんと作りこんであり、NHKスタッフの皆さんの心意気が感じられて、すごくありがたく思いました。

振付補の西田伊公子さんが、新妻さん、井上さんにテレビ用の振付けをしていきます。
舞台と同じ動きだと、テレビ的に「絵にならない」のです。
ベットの高さが、舞台用よりもかなり低いので、クリスがキムをベットから降ろす動きも変更が必要でした。



ドライ、カメラリハーサルを経て、いよいよ本番。
お2人、とっても素敵なデュエットを披露してくれました。


   リハーサルより


しばらく時間があって、今度は18:00から、市村正親さんと小堺さん&戸田さんによるトーク部分の収録です。
映像は待ち時間が長い、というのはよく耳にする話ですが、10分押しが15分押しになり、20分押し、30分押し…予想通り、どんどんスケジュールが押していきます。
ようやく、
「それでは市村さん、お願いします」
とコールがあり、市村さん、トーク収録のスタジオへ(新妻さん、井上さんの収録場所とは異なるスタジオです)。
市村さん、颯爽(?)とエンタメハイツに現れて『ミス・サイゴン』について語りますので。ここはオンエアをお楽しみに。

市村さんがトークを収録する間、帝国劇場での昼の部の出演を終えたアンサンブル14名がスタジオ入りし、楽屋でメイクにとりかかりました。
メイクと着替えを終えると、控え室のすぐ側の、デュエット用でもトーク用でもない、またまた別のスタジオで場当たりを開始。
広いスタジオには、全長5メートルのピンクキャデラックを含む装置が、きらびやかな照明と共に据え付けられ、たくさんのカメラや機材で手狭にさえ感じてしまいます。
これもテレビ用の振付けのため、まずは西田さん、キャデラックの出る位置を確認します。
NHKスタッフさんの、
「それでは一度、キャデラック、出してみます」
の合図で、セットからキャデラックがどーんと前面に登場。
なんと、この車、撮影のために公道を走らせて運んできたんだそうです。
振付けもさることながら、Billyさん、西田さん、アンサンブルは、車に触ったり乗ったり記念撮影したり…(笑)。


   アメ・ドリ収録スタジオにて
   前列左から穂積由香さん、園田弥生さん、安藤由紀さん、浜田順子さん、
   振付補/西田伊公子さん、佐々木由布さん、青木真由子さん、唐沢美帆さん
   後列左から鈴木雄太さん、野島直人さん、高山光乗さん、音楽監督/山口Billy琇也さん、
   土屋研二さん、櫻井太郎さん、五大輝一さん、杉野俊太郎さん


そんなこんなで場当たりは進み、市村さんのトーク収録終了を待つ間に、スタジオで「コーラス録音」が始まります。
ヘッドセットを付けたアンサンブルたちが録音用スタンドマイクの前に立ち、Billyさんの指揮で ♪アメリカン・ドリーム を歌います。
何度かリハーサルを繰り返し、マイクが拾う声のバランスや音の厚みを確認した後、本番。
しーんと静まり返ったスタジオに、歌声だけが響き渡りました。



コーラスは、キャストの立ち位置を変えて再度録音。
ここでアンサンブル、一旦休憩です。


やがて、市村さんがトーク収録を終え、アメ・ドリ収録用スタジオに登場しました。
舞台ではエンジニアは、登場したキャデラックのボンネットに飛び乗るのですが、テレビではセットの都合でその動きが出来ません。
市村さん、西田さんとキャデラック回りでの動きをひとつひとつ確認していきます。
ドライバー役の五大輝一さんとの絡みなども含め、舞台では見られない演出が。
また、男女アンサンブルも、舞台袖から登場するのではなく、カメラの脇から前に進み出てフレームインする格好になるため、何台もあるカメラやハンディを担いだカメラマン、クレーンカメラなどの動きと錯綜しないよう、ドライ、カメリハと続く間に、キャスト、スタッフそれぞれの細かな注意点がクリアにされていきます。


   リハーサルより


そして、いよいよ本番です。
緊張の収録は、2回、行われました。
市村さん、吹き出る汗もぬぐわず渾身の力をこめた ♪アメリカン・ドリーム を披露。
鳥肌もの、でした。


   リハーサルより


こうして、22:30過ぎに収録終了。
テレビ用の演出、様々なカメラワーク…撮影された映像は、舞台を見慣れているはずのキャストや我々関係者も、
「すごいっ!」
と拍手してしまうような素敵な仕上がりになっています。

7月29日(火) 22:00~ NHK総合テレビ「今宵ゴージャス!」
オンエア、お見逃しなく!



<もうひとつオンエア情報>
以前にお伝えしましたが、明日7月28日(月) 13:15~、テレビ朝日系で放送の『徹子の部屋』に、クリス/井上芳雄さんが出演します。
♪神よ 何故、を歌ってます。
これも、お見逃しなく!!

2008年07月26日

7月18日初日パーティー、コメント映像です

これまた遅くなりましたが7月18日、本初日の公演終了後に行われた初日パーティーの模様をレポートしたいと思います。
全員ではありませんが、出演者の映像コメントもありますので、ご覧下さい。

7月18日、夜9時半から、帝劇ロビーで行われたパーティー。
キャスト、スタッフら関係者が集い、本初日を無事に迎えられたことを祝うと同時に、10月23日まで続くロングラン公演の無事と成功を祈念しました。
また、その週末には、長期滞在して『ミス・サイゴン』上演に尽力してくださった外国人スタッフの皆さんが帰国される、ということで、彼らへの感謝の意を込めたさよならパーティーも兼ねた場ともなりました。


まずは、製作サイドである弊社専務/増田が、ご挨拶を。
初日を迎えられたのもキャスト&スタッフの頑張り、言語や環境などが異なる中で日本のやり方に順応しようと努めてくれた来日スタッフの方々の熱意、そして来日スタッフキャメロン・マッキントッシュ社の支援の賜物である、と心からの謝辞を述べた後、
「今日の初日は高いクオリティでしたけれども、富士山に登るまず初めの一歩だと思います。7ヵ月後の頂上(=千穐楽)を目指して、よりいっそう素晴らしい作品を創っていけるよう、みんなで頑張っていきましょう」
との言葉がありました。

次に、初日を観劇するために来日されたキャメロン・マッキントッシュ社のトーマス・シェーンベルグ氏、ロバート・ノーブル氏がマイクの前に立たれ、今や世界中で日本だけとなったオリジナル・バージョンでの『ミス・サイゴン』の上演を讃えて下さいました。

続いて、来日したクリエイティブ・スタッフを代表して挨拶に立った演出家フレッド・ハンソンさんからは、次のようなお言葉がありました。

 我々来日スタッフが日本のやり方に合わせたのではなく、皆さんが我々のやり方に合わせてくれたからこそ、
 日々の稽古を楽しく進められたし、素晴らしい作品が出来上がったのだと思います。
 私は稽古初日に、『ミス・サイゴン』は常に「家族」を作る作品だ、と申し上げました。
 そして今、私の目の前には、本当にたくさんの家族がいます。
 最も多くの時間を共に過ごしたキャストのみならず、プロデューサーやオーケストラ、スタッフ、劇場関係者…
 皆さん全てが「家族」の一員です。
 毎日「おはようございます」で始まり、「お疲れ様でした」で一日を終るのがとても楽しかったです。
 ここで、最後に申し上げたいのが…(と、グラスを高く掲げて)…カンパイ!

ですが、本当の乾杯はこの後、です(笑)。
「僭越ではございますが、ご指名により…」と、エンジニア役の市村正親さんが乾杯の音頭を引き受けて下さいました。
乾杯の前に、「せっかくなので」と、市村さん、
「『ミス・サイゴン』は、演劇界における僕のアメリカン・ドリームを摑ませてくれた作品です。その作品に初演、再演、再々演とエンジニアの役を与えていただいて、今日も非常にエキサイティングなショーが皆で創れたと思います」
と初日の喜びを語りました。
そして、初めて『ミス・サイゴン』に参加した若いキャストたちへ向けて、
「どうかこの作品でミュージカルの何たるか、舞台の何たるか、劇場の何たるかを是非学んで、『ミス・サイゴン』をキッカケに次の大きな道を進んで行ってもらえたら良いな、と思います。そのためには、飲むのも結構ですが(笑)、しっかり勉強して下さい」
と、役者の先輩としての「ささやかな」(本人談)アドバイスが。
最後に、
「それでは、千穐楽まで頑張って行きましょう」
という言葉と共に、皆で乾杯、となったのでした。


ここからは、短い時間でしたが歓談タイムとなり、初日を終えてほっとする人、翌日以降に初日を控え緊張気味の人などなど…いろいろな状況にある出演者とオーケストラ、スタッフが、和みのひと時を過ごしました。

そんなパーティーでのひとこまを、映像におさめてきました。
最後に振付ジョディ・モチアさんのコメント(?)もあります。

で、おことわり、なのですが、
なにしろ大人数のカンパニーですので、限られた時間内で全員のコメントを収録することは出来ませんでした。
と言うより、一部の方にしかコメントをいただく時間がありませんでした。
また、
内輪のパーティーの席上ですので、もちろん飲食中のキャストもいますし、非常に騒がしく言葉が聞き取りにくい部分もあるかと思います。
映像が、本初日終了後の興奮がさめやらぬままの、非常に盛り上がっている場で撮影したものであることを 予めご理解・ご了承いただきまして、お楽しみいただければ幸いです。

それでは映像、どうぞご覧下さい。


2008年07月25日

みんなでMiss Saigon vol.5 速報です

今日は、昼公演のみ。
終演後、18:30から、ご好評いただいている稽古場イベント「みんなでMiss Saigon」第5弾、「Challenge!!!!2」が行われました。

男性アンサンブルの片根暢宏さん、鎌田誠樹さん、清水裕明さん、野島直人さんの4人からなるユニット“LTT Communications”がお届けする「Challenge!!!!」の2回目です。

夏休みということで10代のお子さんもちら見える約100名のオーディエンスの皆さんの前に、揃いのLTTユニフォーム(背番号と名前入りのT-シャツです)を着たメンバーが登場します。
まずは、キャッチコピーと共に自己紹介。


  
LTTの癒し系企画部(笑)!!           LTT企画部長 このイベントのKey Man!!
マウンドに立つと人格変わります       ノーマイクでもいけるでかい声!
   片根暢宏さん                  鎌田誠樹さん


  
LTT雑務一般!!                  LTTリーダー
このー お調子者!!!!! 笑             本当は高校時代104kgありました…
   清水裕明さん                   野島直人さん



順番に言葉やポーズや歌で、それぞれの『ミス・サイゴン』での出演場面や見所などを説明していきます。
他のメンバーがヘルプに入ったり、突っ込んでみたりと、面白おかしいトークの後は、「Challenge!!!!」のコーナーです。
お客様全員とメンバーとが一緒になって、2種類の稽古場エクササイズを体験したり、ゲームを楽しんでいただいたり。
勝利チームにはLTT特製フォト(絵柄は同じものはありません)がプレゼントされ、大いに盛り上がりました。

今回は、お客様だけでなく、LTTのメンバーも「Challenge!!!!」していこう、ということで、「歌」にチャレンジ。
『ミス・サイゴン』から♪神よ 何故 (片根さん・清水さん)、♪命をあげよう (全員)、『サイゴン』と同じシェーンベルグ氏が創った『レ・ミゼラブル』から♪民衆の歌 (全員)、♪星よ (鎌田さん・野島さん) に挑戦しました。
『レ・ミゼラブル』をご存知のお客様が多かったようで、♪民衆の歌 で彼らが赤いタオルを手に歌い出すとオーディエンス席がザワザワ、っと…(笑)<注:本当は、♪民衆の歌 では、革命を象徴する赤い旗が、学生の手から手へと渡されるのですが…>。
そんなこともありつつ、赤組、青組に分かれて出演している4人が揃って、しかも女性のキムが歌う♪命をあげよう を稽古場に散らばって歌うなど、なかなか素敵なチャレンジとなりました。

最後には、「みんなで踊ろうアメリカン・ドリーム」!
稽古場のフロアいっぱいに広がったお客様と、片根さん、鎌田さん、清水さん、野島さんのLTTメンバー、そして、イベントを見に来ていたアンサンブルの海宝直人さんと深堀景介さんも参加して、全員で楽しく♪アメリカン・ドリーム を歌い踊ったのでした。

お帰り際には、今回の『ミス・サイゴン』パンフレットを持参の方、または、稽古場でご購入いただいた方に、LTTの4人全員がサインをさせていただき、多勢のお客様が、イベントの興奮覚めやらぬまま、メンバーたちと言葉を交わしたり、握手をしたりして帰途につかれたのでした。



  イベント終了後、ピアノ伴奏の間野亮子さん(中央)と一緒に記念撮影!
  左から片根暢宏さん、野島直人さん、間野さん、鎌田誠樹さん、清水裕明さん
  LTTのT-シャツを着て…


ダイジェスト映像は、また後日。
お楽しみにー。

2008年07月24日

照井クリス メッセージ映像&終演後トークショー速報

今日は、昼の部でクリス役の照井裕隆さんが7月の出演最終日を迎え、しばしのお休みに入りました。
そして夜の部終演後、ファン感謝デー「スペシャル・トークショー」がありました。

クリス役の照井さんは、本日昼の部が7月の出演の最終日。
来月は1ヵ月のお休みで、9月2日昼の部から戻って来ます。
短いですが、皆さんへのメッセージがあります。
映像、ご覧下さい。







そして夜の部終演後、約10分ほどの休憩をはさんで、ステージで行われる形式のトークショーがありました。
当該公演をご観劇のお客様ならどなたでもご覧になれる、というものなので、客席には遅い時間にもかかわらず多勢のお客様がイベントをお楽しみになられました。

トークショー出演は、エンジニア/橋本さとしさん、キム/知念里奈さん、クリス/井上芳雄さん。
舞台上に衣裳で現れた3人は、橋本さんを中心にトークを開始。
稽古でのエピソード、4年前の思い出、「やってしまった…」話など爆笑トークで盛り上がります。


  左から 井上芳雄さん、橋本さとしさん、知念里奈さん


その後、音楽監督/山口Billy琇也さんの伴奏で、アレンジ・バージョンでの ♪命をあげよう が、なんと、知念キム&橋本エンジニアの2人によって歌い上げられました。
稽古時間がほとんどなかったという2人、特に橋本さんは歌の最中、ものすごい緊張ぶり。
お客様から温かい拍手をいただきホッとしているところヘ、井上さんから、
「どこで笑わせるのかと思ったら、最後まで真剣でしたね(笑)」
と突っ込みが入る場面も…。

約30分にわたってお届けしたトークショーは、最後に3人のご挨拶があってお開き、となりました。
ダイジェスト映像、後日お届け予定ですので、どうぞお楽しみに。

それでは、また明日。

2008年07月22日

新聞に特集記事がのります

今日は、お知らせ、です。
明後日、7月24日(木)発売の「SANKEI EXPRESS」に、サイゴンの特集記事が掲載されます。

産経新聞社発行 「SANKEI EXPRESS」 に、「写真劇場」というコーナーがあるのですが、なんとそこに、『ミス・サイゴン』が紹介されることになりました。
大判の舞台写真(もちろん、2008年版です)をたっぷり使って、カラー4ページにわたり掲載されます。
明後日、7月24日(木)発売号です。
首都圏だとJR、銀座線を除く地下鉄、西武線、東武線および東急線の一部の駅売店で、近畿圏(京阪神・滋賀・奈良・和歌山)はJR、地下鉄、私鉄の主要駅売店での取り扱いになるそうです。
発売区域が首都圏と近畿圏のみに限られていますので、「欲しいけど買えない!」という方もいらっしゃるかと思います。
そうした皆さんには、郵送での購入にも対応出来るとのことなので、詳しくは「SANKEI EXPRESS」にお問合せ下さい。
発売、どうぞお楽しみにー!


今日は、昼公演終了後、先日の別所さんに続いて月刊ミュージカルの取材がありました。
クリス/井上芳雄さんとキム/知念里奈さん2人揃ってのインタビューです。
これまた発売をお楽しみに。


お知らせばっかりですみません。
では、また。

2008年07月21日

舞台稽古見学 特派員レポート その4

今日は、7月11日の舞台稽古特派員レポート、最終回です。

今日の特派員は、Melody♪さん、佐紀さん、kikiさんの3名です。
それではレポート、どうぞ。



<特派員レポート⑪ Melody♪さん>

4年前、私はこの作品を観て人生が変わりました。この作品との出会いは衝撃的で、今でも当時のパンフレットを開けばあの時の興奮を思い出します。私にとって本当に大切なこの作品の稽古場を見学できるなんて、これは神様が私に与えてくれた最高のプレゼントだと思いました。普段見ることの出来ない稽古!! 夢のような幸せな数時間、その時感じたことを書きたいと思います。
11時、稽古は藤岡さんクリスでテレフォンシーンの終わりから始まりました。そしてその後、笹本さん演じるキムとのウェディングシーン~トゥイの侵入~Last Night of the Worldまでの流れをやりました。この時、演出のフレッドさんがとても興味深いことをおっしゃっていました。それはトゥイがキムを連れて帰ろうとするシーンでの動きについてです。フレッドさんは、トゥイが部屋に入ってまず必要な行動は「写真を見る」ことだが、そこでしっかりとその小さな写真を見るという行動をしてしまうと逆に観客は「今何を見ていたのかな?」と混乱してしまう。演技上大切な所と観客の目線とをうまくかみ合わせていかなければならないとおっしゃっていました。いくら大切な動きだとしても逆にそれが観客の混乱を招いてしまうこともあるという考えに納得させられました。それと同時に人に見せる作品を作り上げる作業の大変さを感じました。
Last Nightが終ると舞台はまっさらになり、設定も3年後のホーチミンへと変わります。この舞台転換は本当に見事でした。海外から持ってきたこの立派なセットは素晴らしいです!! また、このシーンの「The Morning of the Dragon」の音楽とアンサンブルさんのダンスが更に迫力を増していると思います。私は久しぶりに見たホーチミン像に思わず「おぉ!」と言ってしまいました(笑)。
その後 I Still Believeまで通した所で私たちの見学は終了しました。この時エンジニアを市村さんが演じていました。今回はじめて市村さんエンジニアを観ましたが、初演からずっと演じてこられただけあって貫禄があり本当に素晴らしかったです!!
この作品のストーリーの他に魅力的なのは音楽です。直接は見えませんでしたが、聞いていると色々な打楽器や楽器が使われていると思いました。またCDを聞くと特に序曲は東南アジアの打楽器の音色によりあのサイゴン独特の雰囲気が作り出され、観客をMiss Saigonの世界に引き込む不思議な力があります。本公演を観る際は音楽の音色も楽しみたいです♪
短い時間でしたが、初めて見た稽古は非常に勉強になり楽しかったです。このような貴重なイベントを催してくださいまして本当にありがとうございました。今年の夏はMiss Saigonづくしで行きたいと思います!!



<特派員レポート⑫ 佐紀さん>

今回幸運にも『ミス・サイゴン』の舞台稽古見学に当選させて頂き観に行ってきました。
『ミス・サイゴン』を見た事がない私にとって何もかもが新鮮でした。ミュージカルを見た事は何度かありましたが、今まで観ていたミュージカルと迫力が違い、生の演奏、多くのキャスト、監督を始めとしたスタッフ…全てが私の想像をはるかに超えており、キャストの舞台稽古が始まる前から興奮しっ放しでした。
今回ソニンちゃん目当てで参加させて頂いたのですが、他のキャストの方々の熱い思いが伝わってきて早く全編通して観たい!!と強く思いました。
ソニンちゃんについて書かせて頂きますと、自分の番でなくても自主的に練習していて、この舞台を素晴らしいものにしようと努力を惜しまず頑張っているんだ…と、観ていて涙が出てきました。本業が歌手という事もあり、声が透き通っていて魅了されてしまいました。
見学後、初演から『ミス・サイゴン』に携わっている方と直接お話しする事ができました。質問にも1つ1つ丁寧に答えてくださっていて、スタッフの方々も素敵だからこそこんなにも良い舞台に仕上がるのだと実感しました。
今回このような企画に参加できた事を本当に嬉しく思います。ありがとうございました。
8月に観に行くのが今から非常に楽しみです。



<特派員レポート⑬ kikiさん>

『ミス・サイゴン』舞台稽古見学に、幸運なことにも選ばれ、勇み帝劇へ向いました。普段は東宝の社員の方でさえ見学できない稽古だとお聞きし、本当に貴重なチャンスを与えて頂いた事に感謝です。
当日の稽古は、数々の機械や音響などと役者さんの演技を合わせる稽古2日目。場面は、クリスのテレフォンシークエンスから。例えば、クリスの藤岡さんに演技の変更が伝えられる。それに伴うアンサンブルの動きの直しなど一つの変更で変わってくるいろいろな要素を細かく確かめながら進められる稽古の様子をつぶさに見学しました。
舞台が作られる過程がこんなに細かい作業の積み重ねであることに驚かされ、また今回のキャストは複数である為、一つの変更でも、その確認には何倍もの時間と手間がかかることを知りました。この作業をこつこつ続け、各場面のピースをつなぎ合わせ、初めて大きな舞台となるのです。何と気の遠くなるような根気のいる作業であることか!
舞台を見る時、つい目の前の役者さん、という上辺だけに目を奪われがちですが、一つの作品が舞台の上で演じられるまで、どれ程の多くの人の手が掛けられているかを実感した1日でした。
舞台とは、例えれば1枚の織物。キャスト、装置、照明、音響・・・・それぞれが1本の糸。演出や振り付けによって織り上げられていく。どの1本が乱れても美しい布にはならない。その為のたくさんの汗と、努力。私たちは、そんな織り上げられるまえの舞台を見せていただきました。そして感じたこと、私たちオーディエンスも織り上げられる1本の糸であること。私たちの熱い思いは、舞台の上にも反映されより素晴らしい作品となることを。
この夏は今回体験したことを胸に、『ミス・サイゴン』のテーマである「究極の愛」を探しに帝劇に通いたいと思っています。

2008年07月20日

初日ラッシュ終了&NHK収録でしたー

今日は、初めての2回公演。
昼の部で別所哲也さんたち、夜の部では橋本さとしさんたちが本初日を迎え、これでプレビューから続いた初日ラッシュが終了いたしました。

そしてそして、今日はなんと、7月29日放送予定のNHKの番組収録があったのです!

昼の部の初日は、エンジニア役の別所さんをはじめ、キム/知念里奈さん、クリス/原田優一さん、ジョン/岸祐二さん、エレン/浅野実奈子さん、トゥイ/石井一彰さんの6人。
夜は、エンジニアが橋本さん、そしてキムのソニンさん、クリスの照井裕隆さんの3人が初日を迎えました。
プレビューで「今までにないくらい緊張した」と言っていた原田さん、プレビューの日は、開演前も終演後も声をかけることすら憚られるほどの緊張ぶりだったソニンさんも、今日は笑顔が見られ、良い意味での緊張感をもって本番に挑めたようです。


そして今日は、NHKの番組収録がありました。
7月29日放送予定の『今宵ゴージャス!』です。
日中に、キム/新妻聖子さん、クリス/井上芳雄さんの2人が ♪世界が終わる夜のように のデュエットを収録。
夜は、エンジニア/市村正親さんが、番組の進行役である小堺一機さん・戸田恵子さんとのトーク部分をまず撮って、その後、男女アンサンブル14名と共に ♪アメリカン・ドリーム の撮影に挑みました。

収録の模様や放送日時などは、後日詳しくレポートいたしますが、いやあ、もう、すごかったし素敵でしたよ。
♪アメ・ドリ では、番組サイドで用意してくれたピンクのキャデラックが登場します。
(ちなみに、『ミス・サイゴン』の舞台に出てくるキャデラックは、白、です)

今日は速報なので、場当たりのひとコマをお届けしましょう。
こんな感じです。




詳細レポ&オンエアにご期待下さい!
それでは、また明日ー。

舞台稽古見学 特派員レポート その3

熱い舞台稽古見学レポート。本日は3人の特派員の方のレポをお届けします。

今日の特派員は、3チビさんの母さん、MERONさん、Melodyさんです。
どうぞご覧下さい。



<特派員レポート⑨ 3チビさんの母さん>

初演からこの作品が大好きで、2004年の再演以来・・・4年ぶりの帝劇でした。
2階の最前列センターブロックに通して頂き、舞台の奥まで良く見えます・・・稽古が始まると共に客席の照明は落ち、まるで本公演を観せて頂いているようでした。舞台上には本番と同じ装置がセットされ、キャストの皆さんも衣装を付け、照明もオケの皆さんもいて・・・主な場面としては、キムの部屋でのパーティー~トゥイの侵入~世界が終わる夜のように~モーニングオブドラゴン(MODと呼ばれていました)~エンジニアの登場~今も信じているわ~キムとトゥイの再会~クライマックスへ・・・それを時に細かいチェックも入りながらキャストの方を変えて進んで行きました。
それにしても、一度に一つの場面を、色々なキャストで観る事が出来、観劇でした。残念ながら照井クリスと新妻キムは拝見出来なかったのですが、他のクリス&キムは皆さん観れまして・・誰のどんなカップリングを観に行こうか・・皆さん悩みの種のようでした。私もです!
「世界が終わる夜のように」の井上クリス&ソニンキムでは、クリスがキムを抱えてクルクル廻るシーンで、キムを抱えた瞬間よたよたとなってしまい、決してソニンさんが重いという事ではなく、抱え方・タイミング・キムの手の置き方・・・と色々あるようです。
その後フレッドさんとジョディさんから全てのクリス&キムを集めての指導があり、皆さん一生懸命練習していました。藤岡クリスもなかなか上手く行かず「目が廻る・・・」と言っていました(笑)。愛情の昂りを表現するのも、傾斜のある舞台で、限られた小節数で、歌って踊りながら立ち位置も配慮して・・ですので、大変なんですね!
MODでは最初に出てくる大きな旗バンナーの片付け位置なども確認しながらの進行で、大きな装置の多いこの作品、はけた後の旗を置く場所一つとっても、決めておかなくてはならないのだとわかりました。スムーズにはけるためには、とても重要。大きいセット程、使用後の片付け位置まできちんと決まっていなくては、あの素晴らしい舞台にはならないのですね。
そして赤組さん青組さん共に、シーンの終了の際にジョディさんの賞賛の言葉と拍手が・・本当に素晴らしかったです! 通す前のジョディさんの言葉では「通そうと試みます」でしたから・・そうとは思えない、素晴らしい、息の揃った迫力ある歌と踊りに自然と拍手が沸き起こった・・・そんな感じでした。そして、赤組さん青組さんで、何となく微妙に雰囲気が違うのも面白い所。この先回を重ねる毎に、もっともっと、それぞれの味が出てくるのでしょうね・・楽しみです。
「今も信じているわ」は知念キムとほのかエレンでした。クリスは原田さん。知念キムは4年ぶりに拝見、ほのかさんと、この後登場の市村さんは実に15年ぶり! 初演の感動と、あの頃の自分を思い出します。
長い時間をかけての照明チェックを待ちながら・・ゆっくりと舞台は進行して行き、キムとトゥイのクライマックスで・・・「時間ですので・・」。みんな、抜けるかと思うくらい(笑)後ろ髪をひかれながら・・客席を後にしたのでした。重たい厚いドアの向こうからは、知念キムと石井トゥイの叫ぶような歌声が微かに聴こえて来ます。
お客さんのいない、冷房の効いていない(笑)、素顔の帝劇ラウンジ喫茶で、東宝さんの用意して下さったお弁当とお茶を頂きながら、皆さん今の今まで観ていた世界の余韻に浸っていました。どの人もなんとなくぼお~っとして・・・(笑)。
それにしても、細かいチェック・・・。例えば「副人民委員長はヘルメットをかぶる事にします」とか、クリスとキムのちょっとした立ち位置ですとか、トゥイの侵入の際に彼は先ずどこを(誰を)観るのかなどなど・・フレッドさん達の鋭い指摘と、作品に対する深い理解は凄いなあ・・さすがだなあと。そしてそれに応えるべく、出演者の皆さんもそれぞれに深い役作りをなさっているのだと痛感しました。それはきっと全てのスタッフの方に共通することなのでしょうね・・・。目に見えるスタッフの皆さんだけではない、ということがこの見学を通してよくわかりました。これだけたくさんの人が関わる舞台・・・本当に、忍耐とお互いに認めあい許しあう心がなければ出来ないなぁと、このことにも感動でした。
最後になりますが・・・フレッドさんの「1日が長いので集中力を持ち続けるのは大変だろうけど、流したくない瞬間は逃さないように」とおっしゃっていたのがとっても印象的でした。
それからお昼を頂く際に来て下さった、初演からずと関わってみえるというベテランスタッフの方の「戦争反対!と声高に言うのではなく、その時代に生きた人それぞれの人生があって、その中にも、自分達にも、色々な事を超えて、あるであろう筈の「愛」というものを表現出来たら、感じて貰えたら(伝えられたら)いいなあと・・きっとそんな思いで作られたのではないかなあと、そう思って頑張っているんですけどね」といった内容のお話が強く心に残りました・・・私も、そんなような事を思っていました(^^)。その他にも貴重なお話をありがとうございました。
折しも、当選発表の7月7日は七夕様・・そして8回目の結婚記念日でした。「神様からの素晴らしいプレゼント」そう思わずには、感謝せずには、いられません。このような機会を作って下さった東宝さん、3チビさんと夫にも感謝です。



<特派員レポート⑩ MERONさん>

公演中とは違う静かな帝劇に、‘舞台稽古特派員’として潜入し、約2時間半2階から見学させて頂きました。
場面が転換するごとに、セットの動きや、キャストの導線、照明などを確認するために止まり、細かい指示が飛び交うのを見て、1つの舞台を作り上げる大変さをほんの少しだけですが一緒に体験出来たように感じています。
確認が終わり客電が消え稽古が再会されると、どの場面も稽古見学ということを忘れるくらい素晴らしく、4年ぶりの『ミス・サイゴン』の世界に引き込まれてしまいました。
見学の中で、観ることの出来た方は、もっと他の場面を観たい!と思いましたし、観ることの出来なかった方は、その場面をどんな風に演じるのだろう。と、チケットを増やすことになりそうです。
最後に、貴重な経験をさせてくださった関係者全てのみなさま、ありがとうございました。
公演の成功を心よりお祈り申し上げます。

2008年07月19日

開幕2日目。初日カーテンコール映像、です

プリンシパル、アンサンブル共に、昨日とは違うメンバーが初日を迎えた開幕2日目の今日。
昨日の本初日カーテンコールの映像をまとめましたので、ご覧いただきたいと思います。

カーテンコール、と言っても、特にご挨拶をするわけではなく、ごくごく普通にキャストがお客様の拍手に応え、花を投げ、というものだったのですが、客席に照明が入り「本日はご来場…」とアナウンスが入ってもなお、お客様からの熱い拍手が途切れることがなく、急遽、エンジニア/市村正親さんが幕前に登場してお礼を述べる、という場面がありました。
その模様と、終演後の特別号外の配布の様子を映像にまとめてありますので、ご覧下さい。


舞台稽古見学 特派員レポート その2

7月11日、舞台稽古見学に来場された特派員の皆さんによるレポート、第2弾です。

第2弾では、ゆいさん、ロミさん、れみさん、クラウンさん、の4人のレポートをお届けします。



<特派員レポート⑤ ゆいさん>

今まで懸賞などには全く縁のなかった私にとって、今回の特派員に応募したのもダメもとだったのですが・・・「一生分の運を使い果たしたんだじゃないか!?」などと考えつつ、狐につままれた様な気分になりながらも7月11日に帝国劇場へ行って参りました。
まず帝国劇場2階のカフェにて東宝演劇部のスタッフの方々から説明を受けました。ストーリーと今日見学できる部分の説明をして頂き、いざ劇場内へ。なんと2階席最前列に座って良いと仰ってくださり、A席が精一杯な貧乏学生にとっては正に御神託でした(笑)。
劇場に入ってまず驚いたのが、下手側の舞台と観客席を繋ぐ仮設の橋のようなものの存在です。隣にいらっしゃった方に「本番ではなくなりますよね?」と失礼ながら思わず確認してしまうほど驚きました(笑)。
実際の稽古風景の感想として、キャストの方々の迫真の演技によりどんどんサイゴンの世界に飲み込まれていくのですが、ちょくちょくと演出家フレッドさんと振付のジョディさんの「Please stop!」が入ります。途端に皆さん素に戻ります(笑)。フレッドさんと振付のジョディさんには常時通訳の方がついていらっしゃいましたが、わかりやすいようゆっくりとキャストの方に直接話しかけている姿が印象的でした。
広い劇場内での連絡事項は全てマイクを通じて行われていましたが、中でも「~(舞台装置)、動きます」という放送は常に流れていました。なんでも『ミス・サイゴン』の舞台装置はコンピュータ制御のため一度動かし始めてしまうと止まらないので、理解していないと危険だからだそうです。
14日からプレビューなのでもっとピリピリとした雰囲気なのかと思っていたのですが、一歩一歩着実に進めているという印象を受けました。そして普段の公演中、観客はキャストの方々しか見ませんが、本当にスタッフ全員で作り上げているのだと実感しました。
最後に、こんな素晴らしい機会を与えて下さった東宝の方々に感謝いたします。



<特派員レポート⑥ ロミさん>

すっごく暑かった11日。10:30集合。ドキドキしながら帝劇へ行ってきました。
公演日以外の劇場に入るなんてもちろん初体験! 今まで座ったことのない2階の最前列で舞台稽古を見れる幸せ! なんともいえない気分でした。
演出家のフレッド・ハンソンさんg、クリス役の藤岡さんや井上さんら、出演者の方へ動きを指導していきます。英語と日本語が飛び交うインターナショナルな現場。通訳の方が瞬時に訳していくわけですが、そのテキパキとしたやり取りはさすが! 感心してしまいました。
そして目を引いたのは、舞台下手側オーケストラピット上の黒い橋のようなもの。ここを通れば、スタッフや出演者が舞台や客席をすぐ移動できるわけです。よく考えられていますよねー!
印象的だったのが、♪世界が終る夜のように のデュエットで、クリスがキムを持ち上げてクルクル回して降ろす、というリフトの場面。ここが皆さんなかなかうまくいかないらしく(笑)何回も何回も練習していました。コツは、キムがクリスの肩に手を置いてしっかり支えること。持ち上げてから動きだすこと。フレッド・ハンソンさんらも直接アドバイスしたこのシーン、皆さんチェックしてみてください!(^^)
それにしても、プレビューまであと2日しかない中で、直前にこんな細かいチェックを受け直ちに理解して覚える俳優さんたちの集中力はなんてすごいの!とびっくりしっぱなしでした。いろんな意味で手に汗握る稽古を目の当たりにしたことで、これだけ多くの人の心に響く舞台を創るには、私たちの目に見えないところでものすごい練習量と入念な打ち合わせがあるんだな・・・と実感しました。
だからこそ『ミス・サイゴン』は素晴らしい!



<特派員レポート⑦ れみさん>

2階最前列からの見学です。
「電話」の場面からスタート。ベトナム人の動きを変えたのでクリス全員&ベトナム人が舞台に集合し説明を受けます。そして「淫売じゃない♪」から始まりです。エンジニアは舞台上にいず、誰もいない所に向かってエンジニアがいるかのように演じているのはとても新鮮でした。
そしてそのままキムの部屋。細かい所まで注意が出て、進行が止まる度に「装置はそのままで音楽から」などの指示が。
そして「トゥイの侵入」~「世界が終わる夜のように」へ。
その後キム&クリスのはけ方の確認ということで全キム&全クリスが舞台に集合。
そして「よりそい踊ろう♪」から「MOD」の旗の登場辺りを。そして旗の退場の仕方を確認して「MOD」の通しを。そしてもう一度キムの部屋にセットを戻します。
ここで10分間休憩が入り、休憩後リフトの確認を全キム&全クリスですることに。キムはアオザイの人と3年後の衣装の人、クリスはGI服の人と3年後のパジャマの人といて、アオザイとパジャマの組合せだったりボロボロとGI服の組合せだったり、と不思議な感じでした。八百屋舞台なので少しのリフトでも大変そうです。
その後「よりそい踊ろう♪」~「MOD」のは他の入場を通しました。旗の入退場の練習をして「MOD」を通して「今も信じているわ」。間もなく歌い終わる!という所で照明チェック。
その後「クークープリンセス」の途中まで通しました。
そこで時間になり特派員は退場しました。
喫茶室に集まると、お昼まで用意して下さっていました。
食べているとスーパーバイザーの方を呼んで来て下さり色々なお話をして下さいました。
このような貴重な体験をさせていただきとても感謝しています。



<特派員レポート⑧ クラウンさん>

奇跡が私に舞い降りた! 開幕を間近に控えた舞台稽古を見学できるという幸せが! 胸の高鳴りを抑えるすべを見つけられないまま、劇場2階の最前列にこの身を置いた。
キャスト・スタッフ・オーケストラ、そして全ての舞台機構が終結しての稽古。それぞれのスペシャリストが絡みあっての、まさに美意識の競演! 劇場内は作品に向けられた熱い思いで溢れかえり、そのこだわりと集中力をみせつけられ、ただただ圧倒! 感動の連続だった。
自然な流れを作っていくうえでの綿密な計算。創り手の妥協を許さないこだわりのお陰で、我々観客は作品の世界にすっと入っていけるのだと気付き胸が熱くなった。だからこそ、魂まで揺さぶられるのだ! キャストの何気ない身の捌きにも込められた「思い」。舞台芸術の魅力を再確認した。
両腕を宙にかかげ、キムを抱えたつもりで旋回するクリス。。。立ち位置を執拗に確認するキム。。。キャストの方々の動きの中で最も印象的で強く心打たれたのは、「この稽古時間、この瞬間で掴み取ってみせる!」(摑みたい!という願望のレベルではない)という強い意識。真剣な眼差しで探っていく姿には震えがきた。確認作業の合間の一寸したタイミングをキャッチしては、導線や身体の向きなどを整理し自分の中に浸み込ませようとしている様子が窺え、その真摯で謙虚な姿に感動せずにはいられなかった。
全身全霊で役にぶつかっていくその姿。周りのことは目に入らないかのような熱演ぶりにもかかわらず、演出家や振付家の指示にしっかり応えていく冷静さ。「本物の集中力」と、役を生き抜いていくバイタリティをみせつけられた。情熱と冷静さのバランスを保てる集中力! ここに私達を魅了する秘密があるのかもしれない。
「愛」と「命」があらゆるかたちでひしめきあっている『ミス・サイゴン』。必死で生き、命の炎を燃やしている登場人物達と、最高のものを創り上げようと、はちきれんばかりの情熱を注ぎ挑んでいるスタッフ・キャストの方々の懸命な姿が重なり、熱いものが込み上げてきた。その甚大なるパワーを受けた私は、自分の人生にも思いを巡らさずにはいられなくなった。
作品に命が吹き込まれていく過程を体感してしまったこの事実! 私にとって人生の歴史に残る、まさに宝物となった。機会を与えて下さった東宝の皆様、別室にて貴重なお話を聞かせて下さった増田SV、そしてサイゴンカンパニーの皆様に、ありったけの感謝の気持ちを込めて。
ありがとうございました。

2008年07月18日

本日、本初日を迎えました

今日、7月18日18:15、『ミス・サイゴン』2008年帝劇公演は本初日を迎えました。

1月22日のサイゴン・スクール開校に始まった約半年にわたる稽古期間もようやく終わりをつげ、本日、『ミス・サイゴン』カンパニーは、本初日を迎えることが出来ました。
劇場ロビー1・2階の柱には、全出演者の手書きの色紙が50音順に展示され、初日にご来場のお客様を「お迎え」。
お客様が熱心に色紙をご覧になる様子は読売新聞社の特別号外の紙面を飾り、ご観劇の記念として、お帰りのお客様にお持ちいただいたのでした。


終演後は、初日をご観劇されたキャメロン・マッキントッシュ社の方をお迎えしてのパーティーが、劇場ロビーで催されました。
お褒めの言葉を頂戴した2008年日本カンパニー。
今や世界で唯一となったオリジナル版の上演に対する誇りと責任感を改めて胸に刻んだのでした。
また、このパーティは、無事に初日の幕が開いたことを祝うのはもちろんでしたが、5月下旬から来日してカンパニーを導いてくれた演出家のフレッド・ハンソンさん、6月上旬から素敵な笑顔でいつも現場を明るくしてくれた振付のジョディ・モチアさんを初め、照明や音響、装置など、様々なセクションで尽力してくださった外国人スタッフの方々が帰国されるとあって、そのフェアウェルも兼ねた場となりました。


カーテンコールやパーティーの様子など、詳しくはまた明日レポートします。
今日のところは、これにて。

舞台稽古見学 特派員レポート その1

本初日の幕も開きましたが、1週間前の7月11日、舞台稽古2日目の模様をご覧いただいた特派員の皆さんから、想いのこもったレポートが寄せられています。
今日は「その1」として、15名の特派員の中からまずは4名の方々のレポートをお届けします。

今日掲載させていただくレポートは、玉響さん、NAOMINMIさん、きょうこさん、ヒカリコさん、の4つです。
どうぞー。



<特派員レポート① 玉響さん>

当日、集合時間を思い違いしていた私。手帳を確認するとすでに集合時間。ダメ元で途中からの見学をお願いしたところ、快く出迎えてくださった東宝演劇部の担当者様にまずはお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました!
皆さんより遅れること約1時間、見学時間はあと1時間! 実は『ミス・サイゴン』をまだ一度も観ていない私にとって、舞台上のセットや初めて耳にする生のオーケストラの音楽がとても新鮮で、メモを取りながらも心の中ではウワ~!の連続でした。
キムとクリス2人のシーンの稽古では、一組終わると時間を惜しむようにすぐにまた別の組が交代して、動作の確認を念入りに行っていました。キムがクリスの肩に両手を置く位置、クリスがキムを抱えながら回転しつつ、どのようにしたら自分の体にも負担が少なく且つ自然に2人の愛を表現できるか、というような点をキャストの皆さん、振付師の先生も一緒になってお互いに意見を交わしている様子が伺え、当然ですが、複数キャストならではの限られた時間の中で出来るだけ多く練習したい!という想いが伝わってきて、食い入るように見てしまいましhた。でも時折、笑い声も聞こえてきて、緊張で張りつめたばかりでなく、今日まで長い間一緒に頑張ってきた「同志」たちなのだなと微笑ましく思えました。
【今も信じているわ】では、照明の具合でも止めが入り、次の指示が出るまでひたすら待ちの時間。本番まで時間がなくても、ひとつひとつの動き、間、もちろん歌もイントネーションひとつ、歌いだしのタイミングなど、妥協せずに丁寧に完成させていくプロセスを垣間見て、こうして美しい舞台が創られるのだと教えてくれました。
初めて『ミス・サイゴン』を観劇する前にこのようなご褒美を頂き、その日にしか見ることが出来ない「奇跡」を心待ちにしつつ劇場を後にしたのでした。



<特派員レポート② NAOMINMIさん>

本番3日前の『ミス・サイゴン』の舞台稽古を見学させて頂きました。
私はまだ1回も『ミス・サイゴン』を観劇したことがなく、パンフレットであらすじを読んだり、東宝のイベントの中でアンサンブルの方に『ミス・サイゴン』のダイジェスト版を見せて頂いた程度です。
まずはスタッフの多さに驚きました。いつも客席からは俳優さんしか見えませんが、実際には演出家、音響、照明、踊りのスタッフやら本当にたくさんの方が1つの作品を作られている姿に心うたれ、私もスタッフの一員になってみたい、と思ってしまいました。
本番3日前ということ衣装もセットも本番さながらでした。
見学後に、初演から制作に携わっているスタッフの方のお話によりますと、セットはすべて海外から輸入されたものだということです。この大掛かりなセットを海外から輸入しているだなんてほんと驚きです。帝国劇場の1番の魅力は箱が大きいことで、セットは私が観劇時に最も楽しみにしてるものの1つです。今回見学させて頂いた稽古はとめ稽古でしたが、大掛かりなセットがすぐにもとに戻ったり、また動かしたりできるよう精巧にできている点にも感銘を受けました。2階席から見学していましたので、横に表示される電光掲示板や天井から垂れ下がる幕、照明の具合がとっても素敵に見えました。
俳優さんたちは全員揃っており、1役に何人ものキャストがいるためみな互いを教えあいながら稽古している点が印象的でした。そして何よりも目に焼きついたのがエンジニア役の市村さんの演技です。舞台に立たれるや否やがらっと雰囲気が変わり、そして周りの俳優さんたちの演技にも影響を与え、客席の目を奪うパワーをもってらっしゃいました。
アジアンなメロディ、アンサンブルの格好いいダンス、荘厳なセット、豪華なキャスト、素敵なストーリー・・・・・
本番を本当に楽しみにしております。



<特派員レポート③ きょうこさん>

期待に胸ふくらみいつもとは違った気持ちで向かった帝劇。正面玄関に集合後、二階喫茶室で東宝演劇部の方から説明と注意を受けいざ客席へ。二階最前列の好きな場所にすわれるなんてそれだけでも幸せ!
今回拝見したのは主に位置幕の“ウェディング”から“今も信じているわ”まで。藤岡・笹本ペア、井上・ソニンペア、原田・知念ペアの“世界が終わる夜のように”を一日で聴けるなんて夢のよう! 中でも今回キム初主演のソニンさんの意気込みには感動です。さらに筧・市村エンジニアですよ~。そしてトゥイは神田さん、石井さん。同じシーンでも役者さんの個性により細かい動きが異なり本当に興味深いです。
歌に聴き入っていると演出家の“ストップ”の声がかかり立ち位置や演技についての指示がだされ、いつしか“お願い止めないで~”と念じている自分が、、、。笑。改めて、舞台を創るのは気の遠くなるような細かい作業の連続なのだと実感しました。1シーンを創るのに演技はもちろんのこと、振り付け、舞台装置、照明、オーケストラ各々の確認が時間をかけて行われます。この一つ一つのパーツが綿密に組み合わさり、あの素晴らしい舞台が完成されているのだと思うと頭が下がる思いです。又その間役者さん達はじっと舞台上で待っています。待つのも役者の仕事というのもまさに目のあたりにしました。
クリスがキムをベッドから抱き上げてくるくる回るシーンも各ペアで何度も動きを確認。これもかなり時間をかけて行われていました。しかし役者さん達は和やかで楽しそう。プレビュー目前でもう最後の確認といったところなのでしょうね。
東宝演劇部の方には昼食まで用意してくださり、又スーパーバイザーの増田さんの貴重なお話まで聞くことができ本当に感謝感激でした。心より御礼申し上げます。
『ミス・サイゴン』、皆で応援していきましょう!



<特派員レポート④ ヒカリコさん>

全く予想もしていなかった『ミス・サイゴン』特派員依頼の電話に舞い上がってしまった私。
当日は特派員としての責務に緊張しつつも、わくわくとした期待いっぱいで帝劇へと向かいました。そこには15名の特派員の方が集合しており、600人の中より当選した自分を本当に幸運だと思いました。この日の帝劇はいつもと違って通路にはたくさんの機材や配役表が無造作に広がっており、これから始まる公演の緊張感が伝わってきました。
特派員の仕事は2階客席よりメモを取りながらの生稽古の見学です。「テレフォンシークエンス」の場面では、演出家と通訳の方が入り英語が飛び交っていました。そこにいきなりクリスが4名も! 同じ舞台に一度に4人立つのも、やはり稽古ならでは。感激しました。藤岡クリスの稽古風景を1階の客席より熱心に見ている井上さんも真剣そうでした。その後「トゥイの乱入」の場面ではトゥイが写真をちらっと見つつ入ってくる、hんの1.2秒の流して観てしまうシーンにさえ考えぬかれた演出がされていることを知りさすがプロと感じました。「ラストナイト」では4組のキムとクリスが一堂に集合し(しかも衣装はバラバラです)ベッドよりキムを抱きかかえる一番素敵なシーンを丁寧に稽古。クリスの生の声が2階客席まで聞こえてきました。
見学して感じたことは想像以上の繊細な演出が2時間ほどの『ミス・サイゴン』にびっしりと詰まっていること。また出演者・演出・照明・オケ・スタッフの皆さんの多くの方々の情熱や眼に見えない無限の努力で作り上げられている作品であること。短い時間ですが強く感じ、感動しました。
見学の後お聞きした「大使館でのヘリのシーンはベトナムで同時に何ヶ所でも繰り広げられていた」と伺い、さらに奥深い広がりを感じました。
最後にすばらしい企画をしていただきました東宝の皆様に本当に感謝いたします。子供・友人・夫婦でなんども足を運びます。「究極の愛」をさがしに!

2008年07月17日

プレビュー最終日。今日はプレビュー前日取材映像です

本日、4日間にわたるプレビュー公演が終了しました。
明日からの初日に備え、プレビュー初日前日のマスコミ取材映像をお届けします。

それから、クリス/井上芳雄さんのテレビ出演情報、お知らせです!

今日は、2004年に続くエンジニア役へのトライ、橋本さとしさんに加え、クリス/照井裕隆さん、キム/ソニンさんの2人の新メンバーが登場しました。
公演終了後は、いつものように出演者を集めてのダメ出し、そして抜き稽古があり、細かな修正が加えられました。


今日は、プレビュー初日前日に行われた、初日メンバーによるマスコミ・インタビューの模様を、映像でお届けします。
登場するのは、エンジニア/市村正親さん、キム/新妻聖子さん、クリス/井上芳雄さん、ジョン/岡幸二郎さん、エレン/鈴木ほのかさん、トゥイ/泉見洋平さnの6人です。
今回の公演の意気込みや、見所に加え、7月30日の本田美奈子.さんメモリアル・イベントについての話などを収録しています。
飛入り参加して下さった訳詞:岩谷時子さんも一緒のフォト・セッションの様子もあります。
どうぞ映像、ご覧下さい。






いよいよ明日は、本初日ですっ!





<お知らせ、です>


本日の映像にも登場していますクリス役の井上芳雄さん。テレビ出演のお知らせ、です。

7月28日(月) 13:20~13:55放送の テレビ朝日『徹子の部屋』 に、登場します!