本日、9月4日(木)昼の部、『ミス・サイゴン』は通算上演1000回を達成致しました。
終演後、特別カーテンコールが行われましたので、その模様の速報レポートをお届けしたいと思います。
初演、1992年4月23日のプレビュー初日から数えて通算1000回目の公演となった本日昼の部。
終演後、通常のカーテンコールが終わると、鳴り止まぬ拍手の中、再び幕が上がります。
「ありがとうございます。通算1000回上演達成」
の文字が大きく書かれた吊り看板の下、昼の部出演者がずらりと勢ぞろいし、進行役のフジテレビ/軽部真一アナウンサーが登場。
特別カーテンコールが始まりました。
『ミス・サイゴン』が大好き、と言う軽部アナウンサーは、記念すべき1000回公演で初めて、ようやく憧れの舞台に立つことが出来ました、とコメントして客席をわかせます。
軽部アナウンサーの進行で、本日のエンジニア/別所哲也さん、キム/笹本玲奈さん、クリス/井上芳雄さん、ジョン/岡幸二郎さん、エレン/鈴木ほのかさん、トゥイ/泉見洋平さんの6人が、一人ずつ前に進み出てご挨拶しました。
まずは、エンジニア/別所哲也さん。
2004年の再演から『ミス・サイゴン』に参加している別所さん、まずは、客席でご観劇のお客様と、それから、作品を支えて下さる全ての皆様への御礼を述べ、
「初演から受け継がれてきた力に圧倒される日々です。積み重ねに押し潰されないように、と思いながら、先人の足跡をたどりつつ、先人の背中を見つめつつ、どうやって『サイゴン』という作品に生命を吹き込むか」
その、生命を吹き込むという作業に取り組める喜びを語ります。
「普段は、こんな真っ赤なじゃジャケットを着ることもありませんが(笑)」
と、お客様を笑わせつつ、壮絶な生き様のエンジニアについて、
「僕は、(劇場ロビーに展示してある)色紙にも書いたんですが、彼自身も“ブイドイ”だと思っています。世界中から“ブイドイ”がいなくなることを祈って、毎日初めてのつもりで頑張っていきます」
「アメリカン・ドリーム終わって間もないので…(笑)」
と、息切れしながらのご挨拶となった別所さんに、軽部さんから突っ込みが。
「したたり落ちる汗、すごいですね」
「いやもう、緊張して。いつもは泉見くんの方がすごいんですけど(笑)、今日は、もう…。まあ、いつも(自分も汗を)かいてるんですけどね」
続いては、キムの笹本玲奈さんが、舞台前面へ。
「私も、別所さんと同じ2004年からの出演ですが、つい先日(出演)50回を迎えました。1000分の50でしかありませんが、『ミス・サイゴン』の空気に触れることが出来て幸せです」
と喜びを語った後、
「(『サイゴン』という作品が)将来、自分たちの子供の世代になってもずっと愛されるよう、自分のやれること、やるべきことをしっかりやって、生命を削る思いでキムを演じていきたいと思っています」
1992年の初演の際には、タムに近いような年齢だったんですよね?と軽部さんに尋ねられた笹本さん、ちょっと笑いながら、
「そのようです(笑)」
当時、笹本さんは小学生でした、念のため。
そして、クリス役の井上芳雄さんのご挨拶です。
クリスを演じて約110回の井上さん、今日の開演前、1000回、1000回と周囲が騒いでいるのを横目に見ながら、
「1000回だろうが100回だろうが、55回だろうが、僕らは毎回一生懸命やってるんだ!って、逆ギレしてたんですけど、いざ舞台に出てみたら、もう、エネルギーが出て繰る出てくる(笑)」
お客様からいただいたパワーのおかげで、今まで発見できなかったことが発見出来たりもしたそうです。
なので、
「(1000回の)パワーに、すげぇな1000回、(逆ギレして)申し訳なかった、と(笑)」
最後には、
「この公演がどんどん続いて、2000回、3000回とつながればと思います」
としめました。
ジョン役の岡幸二郎さんは、全部言いたいことは3人に全部言われてしまった、と話しつつも、
「1枚の写真から、インスピレーションからイギリスで創られ、アメリカに渡り、そして日本で上演された『ミス・サイゴン』という作品…先人の築いた上に立つ感謝を忘れずに、東京、そして来年の博多と頑張りたいと思います」
2000回、3000回と、作品が愛されて続くように、との想いと同時に、
「キャスト・スタッフの背中を見ながら、次の世代が演じ継いでいくことを願っています」
軽部さんが、休憩から戻って2幕、いきなり「ブイドイ」でお客様を『サイゴン』の世界に引き戻すジョンの役割について触れると、
「緊張するんですよ。(休憩終わりで)ザワザワした雰囲気を鎮めて、引っ張らないといけないので。でも、僕よりも、男性コーラスが頑張ってくれているので、僕はそのコーラスに乗っかるだけなんですけど(笑)」
本日のプリンシパルの中での唯一のオリジナルキャスト、エレン役/鈴木ほのかさんは、
「今日で489回目のエレンを演じさせていただいたことになります。さすが、笹本さんが小学生の頃から(エレンを)演っていただけのことはあるかな、と(笑)」
鈴木さん、出演回数を確認するために昨日、初演の頃の手帳を引っ張り出して数えたのだそうです。
「1日1日が特別な講演で、思い出がいっぱい詰まっています。来年、帝劇では森光子先生が『放浪記』で上演2000回を迎えられるということで、その偉業にはまだまだ及びませんが、『サイゴン』も(長く続くよう)頑張っていきたいと思います」
と、引き続きのご支援・ご愛顧をお願いしてコメントを結びました。
トゥイ役の泉見洋平さんは、出演回数が140~150回。
「4年前から参加して、演る度に心にグサグサと来るものがあって」
と言う泉見さん、
「ミュージカルで個人的にグサグサ感じたのは、(2004年の)『ミス・サイゴン』が初めてで、物語の中で生きる感覚が芽生えたというか…そこから(自分の中で)変わったものがあります」
泉見さんにとって『サイゴン』とは、
「出演する度に役者として人間として成長させてくれる作品」
なんだそうです。
軽部さんに、
「毎日死んでよみがえる役で、泉見さんは特にすごいよみがえり方ですよね」
と振られると、
「人間、死ぬ気になれば頑張れる、と言いますか(笑)、(死んでよみがえってを)繰り返しているとすごく消耗するんですね。だから僕は、この作品を“デトックス・ミュージカル”と呼んでまして(笑)、毎回、大量の汗をかきながらやってます」
プリンシパル6名のご挨拶の後は、オーケストラの演奏に乗って客席の皆さんと一緒に「アメリカン・ドリーム」を歌い、(泉見さんが、後ろの男性アンサンブルと一緒にアメドリ踊ってましたよ(^^) )、キャノン砲があって、約20分におよぶ特別カーテンコールは終了となりました。

特別カーテンコール終了後の、囲み取材より。
左からトゥイ/泉見洋平さん、エレン/鈴木ほのかさん、キム/笹本玲奈さん、
エンジニア/別所哲也さん、クリス/井上芳雄さん、ジョン/岡幸二郎さん
なお、ご来場のお客様にはお帰りの際、1000回達成を記念したポストカードを配らせていただきました。
この、特別カーテンコールおよび囲み取材の模様は後日、ダイジェスト映像でお届け予定です。
お楽しみに。
<御礼とお知らせ>
本日、稽古場イベント「みんなでMiss Saigon vol.10」(出演:Imperial Ballet Theatre/菅谷真理恵さん・奥山寛さん・四宮貴久さん・清水裕明さん)の応募を締め切らせていただきました。
多数のご応募、ありがとうございました。
ご当選の皆様には、宣伝室の担当者より、お知らせメールを送信させていただいておりますので、ご確認下さい。
ご招待ハガキは、明日発送予定です。
なお、募集は終了致しましたが、彼らの爆笑(?)PR映像は、変わらずご覧いただけますので、お楽しみいただければと思います。
(ムラタ日記8月31日分に掲載されています)
そして、「みんなでMiss Saigon vol.11」開催が決定しました。
出演は、おなじみLTT Communications(片根暢宏さん・鎌田誠樹さん・清水裕明さん・野島直人さん)です。
LTTとしては4回目となるイベントですが、今回は「ブイドイ」の大合唱にチャレンジする予定です。
詳細は、いつものように公式ホームページ・トップ、「ブログ」ボタンの下に表示がありますので、クリックしてご確認下さいませ。
ご応募、お待ちしております。